レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年07月09日
- 登録日時
- 2014/09/21 13:16
- 更新日時
- 2014/09/21 13:16
- 管理番号
- 相橋-H26-061
- 質問
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解決
壺井栄が『私の花物語』を執筆する契機となり、大きく影響を受けた同名の作品があるらしい。
誰の作品だったか知りたい。
また、所蔵が確認できるのなら読んでみたい。
- 回答
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壺井栄は、吉屋信子の『花物語』に影響を受けて、自身も『私の花物語』ないし『小さな花の物語』を執筆するに至った。
①~③の資料を提供した。
- 回答プロセス
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検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2014/07/15 最終確認)でキーワード“壺井栄 花物語”で検索した結果、wikipediaではあるが次の情報がヒットした。
wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E3%81%AE%E8%8A%B1%E7%89%A9%E8%AA%9E 2014/07/15 最終確認)
このページは、wikipediaにおける壺井栄の「私の花物語」に関する記事である。このページの記述によると、「吉屋の『花物語』を読み、「七色の虹の世界にでもさまよいこんだような感じ」を受けて驚き、執筆を決意したと、『私の花物語』が収録された作品集のあとがきで述べている。」とある。
Google Books(http://books.google.co.jp/ 2014/07/15 最終確認)でキーワード“壺井栄 花物語 七色の虹の世界”で検索した結果、次のウェブサイトがヒットした。
児童文学研究, 第 1~11 号(http://books.google.co.jp/books?id=vYgSAQAAMAAJ&q=%E5%A3%BA%E4%BA%95%E6%A0%84%E3%80%80%E8%8A%B1%E7%89%A9%E8%AA%9E+%E4%B8%83%E8%89%B2%E3%81%AE%E8%99%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C&dq=%E5%A3%BA%E4%BA%95%E6%A0%84%E3%80%80%E8%8A%B1%E7%89%A9%E8%AA%9E+%E4%B8%83%E8%89%B2%E3%81%AE%E8%99%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C&hl=ja&sa=X&ei=twTFU6WHOYGpkwXEooCICA&ved=0CCYQ6AEwAA 2014/07/15 最終確認)
このページの記述によると、次の資料に、壺井栄が吉屋信子の『花物語』を読んだ上での感想などが記述されている旨の情報がある。
『児童文学研究 第1~11号』 日本児童文学学会 1971
壺井栄(http://books.google.co.jp/books?id=twhPAAAAMAAJ&q=%E5%A3%BA%E4%BA%95%E6%A0%84%E3%80%80%E8%8A%B1%E7%89%A9%E8%AA%9E+%E4%B8%83%E8%89%B2%E3%81%AE%E8%99%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C&dq=%E5%A3%BA%E4%BA%95%E6%A0%84%E3%80%80%E8%8A%B1%E7%89%A9%E8%AA%9E+%E4%B8%83%E8%89%B2%E3%81%AE%E8%99%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C&hl=ja&sa=X&ei=twTFU6WHOYGpkwXEooCICA&ved=0CCoQ6AEwAQ 2014/07/15 最終確認)
このページによると、次の資料のp185に壺井栄が吉屋信子の『花物語』を読んだ上での感想、あるいはそれに関連する記述がある。よって、次の資料を市内OPACで所在を確認した上で取り寄せた。
『壺井栄』 西沢正太郎/著 清水書院 1980 (相模大野図書館請求記号:910.2/ツ)
p184-194に作品解説として『私の花物語』の項目があり、「ところで、栄は、自身の花物語について、なにやら熱っぽい調子で次のように記している。「私が『花物語』を書こうと思ったきっかけは、吉屋信子さんの『花物語』を読んだことからだった。(以下略)」とあり、壺井栄による吉屋信子の『花物語』の感想が記述されている。
ここまでの調査経緯から、壺井栄が『私の花物語』を執筆するに至った背景として、吉屋信子の『花物語』を読んだことが影響しているとわかった。
自館OPACでキーワード“花物語”、著者名“吉屋信子”で検索した結果、次の資料が見つかった。
①『花物語 上巻』 吉屋信子/著 国書刊行会 1985 (相模原市立図書館請求記号:F)
②『花物語 中巻』 吉屋信子/著 国書刊行会 1985 (相模原市立図書館請求記号:F)
③『花物語 下巻』 吉屋信子/著 国書刊行会 1985 (相模原市立図書館請求記号:F)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910)
- 参考資料
- キーワード
-
- 壺井栄
- 私の花物語
- 吉屋信子
- 花物語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000160110