レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/12/26
- 登録日時
- 2014/04/02 00:30
- 更新日時
- 2014/04/03 21:32
- 管理番号
- 6000005312
- 質問
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解決
第2次世界大戦後~1970年代初頭くらいまでに、日本企業が鉄鉱石をはじめとした天然資源をどのように輸入していたのかを調査したい(企業間の協力、鉱山の調査などがどのように行われていたのかなど)。
特にGHQ及び日本政府からどのような指導や助言、介入を受けていたのかを調査したい。
- 回答
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府立図書館所蔵の資料としては次のものがありました。
『GHQ 日本占領史 44 不燃鉱業の復興』(竹前栄治/[ほか]監修 日本図書センター 1998.2)
GHQ/SCAPが編纂した英文タイプの歴史論文をもとに復刻された『日本占領GHQ正史』(全55巻 日本図書センター 1990 こちらも中央図書館所蔵)の翻訳です。「鉱物資源の生産・供給・輸入」「鉱業に対する政府行政と参加」等の項目があります。また、同シリーズに『47 石油産業』『52 外国貿易』もあります。
『日本鉄鋼原料史 鉄よ永遠に 上巻 鉄鉱石編』(田部三郎/著 産業新聞社 1982.11)
「第2部第6章 戦後の輸入鉄鉱石(1945年~1960年まで=昭和20年~35年)」「第7章 輸入鉄鋼石-その2(1961年~1974年=昭和36年~49年)」の項目があり、両章合わせて約290ページにわたり詳しく記載されています。なお下巻は原料炭・鉄屑編ですが、府立図書館では未所蔵のため内容は確認できません。
『鉄鉱石輸送と鉱石専用船』(岡庭博/著 五島書店 1958.10)
第3章で当時の日本の鉄鉱石事情について、そしてその中の第2節 日本の鉄鉱石輸入地域で、マレー(マレーシア)、インド、フィリッピン(フィリピン)の鉱山にについて述べられています。
『海外鉱物資源開発 現状・展望・提言』(日本貿易会 1975.5)
出版された1975年当時の鉱工業と鉱物資源入手の現状と問題点や、海外資源開発の経緯と特徴などについて述べられています。
『西オーストラリア-日本交流史』(デイビッド・ブラック/[ほか]編著 日本評論社 2012.2)
「第4部 鉱業開発と日本」で第2次世界大戦後~1970年代初頭の期間を含む日本と西オーストラリア地域との鉱業での協力関係等について述べられています。
また、インターネットで公開されている論文として次のものがありました。
「日本鉄鋼業から見た世界の石炭と鉄鉱石事情」(田部三郎/著 『鐵と鋼:日本鐵鋼協會々誌』57(3)、p629-645、1970.3.1)
「日本の鉱業政策の歴史と変遷-第2次世界大戦後- 歴史シリーズ-銅(3)」(金属資源開発グループ/著『金属資源レポート』2005.11)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金属工学.鉱山工学 (560 8版)
- 参考資料
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- GHQ日本占領史 44 竹前/栄治∥監修 日本図書センター
- 日本鉄鋼原料史 上巻 田部/三郎∥著 産業新聞社 (123-411)
- 鉄鉱石輸送と鉱石専用船 岡庭博著 五島書店 (51-68)
- 海外鉱物資源開発 日本貿易会 日本貿易会
- 西オーストラリア-日本交流史 デイビッド・ブラック∥編著 日本評論社 (191-254)
- 「日本鉄鋼業から見た世界の石炭と鉄鉱石事情」(田部三郎/著 『鐵と鋼:日本鐵鋼協會々誌』57(3)、p629-645、1970.3.1)(2013/12/26現在) (http://ci.nii.ac.jp/naid/110001487454)
- 「日本の鉱業政策の歴史と変遷-第2次世界大戦後- 歴史シリーズ-銅(3)」(金属資源開発グループ/著『金属資源レポート』2005.11)(2013/12/26現在) (http://mric.jogmec.go.jp/public/kogyojoho/2005-11/MRv35n4-11.pdf)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000151737