レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20130926
- 登録日時
- 2014/04/01 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:29
- 管理番号
- 多摩-2013-01
- 質問
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解決
国鉄の雑誌特別運賃について調べている。雑誌の五十年史などを読むと、雑誌特別運賃によって雑誌の付録の材質が決まっていたということや、制限があったことが記載されているが、どんな協定だったか、具体的にどんな制限があったか知りたい。雑誌関連の図書や、国鉄の歴史の図書は既に見ているので、それ以外にないか。
- 回答
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1 雑誌の付録に関する協定について
協定という名称ではないが、当時の国鉄から出された覚書や、それに対して日本雑誌協会等から要望が出されたことなどが、雑誌の付録に関する資料に記載されていた。
資料1:月刊誌『少年』の付録に関する図書であるが、p.66には、1957年12月に日本国有鉄道運輸局長名で、「雑誌の付録及び臨時増刊号に関する覚書」が出され、この覚書に対して日本雑誌協会等は修正要望書を提出し、その後国鉄と折衝を重ねたとの記載あり。同書の巻末の参考資料には、「昭和三十年代以降、国鉄との付録折衝年表」として、国鉄と日本雑誌協会でやりとりされた項目が年月順に記載されている。
2 具体的な制限内容
資料1の、巻末の参考資料に、「雑誌の付録及び臨時増刊号に関する覚書の内容」があり、付録として使用を認める紙以外の物品として「はと目 350番大のもの6組」など具体的な制限項目があがっている。
なお、資料2(都立中央図書館所蔵)の、p.229~262の「特運運賃値上げ問題」および、p.262~272の「付録・増刊について」に、資料1に記載されている事柄の出典と思われる内容が詳しく収録されている(資料2は、資料1があげている参考文献の1冊)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (051 9版)
- 人形.玩具 (759 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】「少年」のふろく / 串間 努/著 / 光文社 , 2000.11 <759.0/5021/2000>
- 【資料2】日本雑誌協会十年史 / 日本雑誌協会十年史編集委員会/編纂 / 日本雑誌協会 , 1967 <0506/N691/N>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000151697