レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年11月27日
- 登録日時
- 2014/03/15 09:52
- 更新日時
- 2014/03/15 09:53
- 管理番号
- tr292
- 質問
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解決
戊辰戦争で、宇都宮城が旧幕府軍 に奪われた際、二荒山神社を含めた宇都宮城下が焼失したとのことだが、その時の死傷者数が分かる資料があるか。
- 回答
-
新政府軍・宇都宮藩士、及び旧幕府軍の死傷者については、記載がある資料が確認できましたが、一般の町民等については、記載が確認できませんでした。確認した資料は以下のとおりです。
・『宇都宮市史 第6巻 近世通史編』(宇都宮市史編さん委員会/編 宇都宮市 1982)
・『栃木県史 通史編6(近現代1)』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982)
・『栃木県史 史料編 近世7』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1978)
・『栃木県大百科事典』(栃木県大百科事典刊行会/編、発行 1980)
・『宇都宮藩を中心とする戊辰戦史』(小林友雄/著 宇都宮観光協会 1970)
消失戸数については、p90に「全戸数の八割に当る二千四百戸が消失し、寺院四十八が全半焼、二荒山神社は石の倉庫を残したのみで全焼」とあります。
・『幕末と明治維新 宇都宮藩・茂木藩からみた奥州戊辰戦争』(大木茂/著 随想舎 2008)
p1366に藩別出兵数、死者数などは記載があります。
・大嶽浩良/著「下野の戊辰戦争と民衆」
(『栃木県立文書館研究紀要 第5号』(栃木県立文書館/編、発行 2001)p1-28)
「兵火による被災町民への対応」の記述がありますが、被害数の記載はありません。
・『宇都宮市史・宇都宮誌』(田代善吉/著 歴史図書社 1977)
・『史料 宇都宮藩史』(徳田浩淳/編 柏書房 1971)
・『下野の戊辰戦争』(大嶽浩良/著 下野新聞社 2004)
・『北関東会津戊辰戦争』(島遼伍/著 随想舎 2004)
・『戊辰役戦史 上巻 補訂版』(大山柏/著 時事通信社 1988)
・『北関東戊辰戦争』(田辺昇吉/著 田辺昇吉 1982)
・『明治百年野州外史』(村上喜彦/著 下野新聞社 1969)
・『戊辰戦争 慶應四年下野の戦場 平成24年度春季企画展』(栃木県立博物館/編、発行 2012)
・『戦争の日本史 18 戊辰戦争』(吉川弘文館 2007)
・『百姓たちの幕末維新』(渡辺尚志/著 草思社 2012)
・『幕末維新論集 4』(田中彰/〔ほか〕編 吉川弘文館 2001)
・『明治史要』(東京大学出版会 1998)
なお、栃木県立文書館に、関連する文書史料の有無を問い合わせましたが、該当するものは確認できないとのことでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 戊辰戦争
- 宇都宮城
- 死傷者
- 統計
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000150616