レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年01月21日
- 登録日時
- 2014/01/22 09:12
- 更新日時
- 2014/03/11 11:57
- 管理番号
- 島根参2014-01-003
- 質問
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解決
備前焼の裏印の一覧が載っている本がないか。現代のものではなく、江戸時代もしくはそれより以前の陶工の印から作家名を調べたい。
- 回答
-
当館所蔵資料より以下の資料を紹介。
資料1:p27-42「備前焼の陶工」を中心に、江戸初期までの陶工と陶印が多く列記されている。お探しの印もこのなかにあった。
資料2:桃山時代の窯印、元和年間の窯印などあるが、探している印なし。
<2014/3/11追記>
資料3・4:(レファ協・岡山県立図書館の事例に紹介されている資料)古い陶印を確認することができる。
- 回答プロセス
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(1) 参考図書の陶芸に関する資料、備前焼に関する資料の内容を調査。
(2) レファレンス協同データベースで検索したところ、岡山県立図書館の事例があったが、紹介されている資料は当館未所蔵。そのうち1冊については〔国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信資料)〕となっており、内容を確認。
調査済資料
・『最新現代陶芸作家事典』(光芸出版,1987)←備前だけではない、現代の作家事典。名前がわかっていれば調べられるが、印だけの情報だとめくっていかなければならない。
・『備前焼入門 新版』(山陽新聞社,1990)←現代備前焼作家が50音順に紹介されている。陶印あり。
・『日本陶磁大系 10 備前』(平凡社,1989)←陶印なし
・『備前焼ものがたり』(山陽新聞社,2012)←印はとくにないが、人間国宝、昭和の名工伝はある。
・『現代日本の陶芸家と作品 Vol.1 西部編』(小学館,1996)p126-「岡山県」作家名の下の印はある。
・『〈新〉日本のやきもの 2』(読売新聞社,1996)←備前もあるが、印なし
・『岡山文庫 32 備前焼』(日本文教出版,1976)←p114-「備前焼の作家」現代印あり
・〔備前焼ナビ〕http://www.wakakusa.info/touin.html(最終確認2014/3/11)備前焼作家陶印集として、作家の陶印を画像で掲載している。現代の作家が中心になっているため、今回は該当しない。
※(類似事例・レファレンス協同データベース)
・「備前焼の陶印がわかる資料(岡山県立図書館:M04091621038115)」https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000021240(最終確認2014/3/11)
この事例中の『備前陶印集成』(郷土史研究会,1997)についての内容は未確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 陶磁工芸 (751 8版)
- 参考資料
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【資料1】 日幡光顕/著. 備前焼. 備前町観光協会, 1963.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000533005-00 (当館請求記号 書庫751/25/) -
【資料2】 カラー日本のやきもの 7 備前 淡交社, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001284442-00 (当館請求記号 書庫751/0095/7) -
【資料3】 桂又三郎 著. 伊部焼陶印集 上,中,下巻. 文献書房, 1937.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000705590-00 (〔国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信資料)〕) -
【資料4】 桂又三郎 著. 伊部焼陶印集 続 上巻. 文献書房, 1938.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000722345-00 (〔国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信資料)〕)
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【資料1】 日幡光顕/著. 備前焼. 備前町観光協会, 1963.
- キーワード
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- 備前焼
- 陶印
- 窯印
- 裏印
- 陶芸
- 陶工
- 伊部焼
- 岡山県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000143786