レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年12月03日
- 登録日時
- 2013/12/03 19:36
- 更新日時
- 2017/12/19 15:56
- 管理番号
- 20131203-5
- 質問
-
解決
引札について知りたい。
- 回答
-
<コトバンク>
世界大百科事典 第2版 ひきふだ【引札】
http://kotobank.jp/word/%E5%BC%95%E6%9C%AD (2017/12/19 確認)
「一枚刷りの広告。今日の〈ちらし広告〉に相当する。京坂では早くから〈ちらし〉と称していた。引札の始まったのは元禄(1688‐1704)近くになってからのことで,文化・文政期(1804‐30)に盛んに行われるようになった。江戸時代から明治初期にかけての広告といえば,店舗に取りつける看板,のれんか物売りの口上のようなものを除けば,配る広告としての引札,はる広告としての〈びら〉があったくらいである。初期の引札では,越後屋が1683年(天和3)江戸の日本橋駿河町に開店したときの,いわゆる〈現金安売かけ値なし〉の引札が有名である。」
デジタル大辞泉 ひき‐ふだ 【引(き)札】
「1 商品の宣伝や開店の披露などを書いて配る広告の札。「引越は容易に出来ますと云う移転会社の―であった」〈漱石・門〉」
<事典類>
「江戸時代以後、商店が開店や商品売出しを宣伝するために配るふだ。江戸時代初期までは「報条」「札まわし」「口上(書)」「目録(書)」などと呼ばれた。十八世紀中ごろに引札の語が生まれた。『近世風俗志』には、江戸では「引札」と呼ぶが、京坂では「ちらし」と呼んだと記されている。(後略)」
[参考文献]増田太次郎『引札絵ビラ風俗史』(『青蛙選書』五九)、井上隆明『江戸コマーシャル文芸史』
"ひきふだ【引札】", 国史大辞典, JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (2017/12/19 確認)
<Webサイト>
引札 (大阪商業大学 商業史博物館 バーチャル書庫閲覧室)
http://moch2.daishodai.ac.jp/index.php/201b000000000_gaiyo?viewid=3117 (2017/12/19 確認)
京都・大阪の商店が発行していた引札を見ることができる。
古典籍総合データベース(早稲田大学図書館)
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html (2017/12/19 確認)
引札 の検索結果
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%E5%BC%95%E6%9C%AD (2017/12/19 確認)
数多くの引札の画像が公開されている。
<図書の検索結果>
Webcat Plus Minus による検索結果
http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/?q=&t=%E5%BC%95%E6%9C%AD&ps=&pe=&m=&c=&i=&r=&p=&a=&l=&n=300&o=yd&lang=ja (2017/12/19 確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 広告.宣伝 (674 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 引札
- 広告
- 宣伝
- びら
- チラシ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000141524