レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年11月01日
- 登録日時
- 2013/01/29 11:12
- 更新日時
- 2013/04/17 15:03
- 管理番号
- 埼久-2012-136
- 質問
-
未解決
雑誌『國華』に一部が載っていた「白藤漫抄」の全文が見たい。著者は鈴木恭だったと思う。
- 回答
-
該当の資料は、鈴木成恭(白藤)の文政10年頃の著作『漫抄(そぞろしょう)』(まんしょう と読むこともあり)と思われる。
この資料の全文が掲載されている資料は見つからなかった。原資料は東京大学史料編纂所で所蔵している。
(http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html 東京大学史料編纂所 2013.3.29 最終確認日)
同編纂所の利用については、事前申請が必要。(http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/tosho/etsuran.html 東京大学史料編纂所 2013.3.29 最終確認日)
- 回答プロセス
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〈白藤漫抄〉の確認する。
《Google》を〈"白藤漫抄"〉で検索するが該当せず。「" "」なしだと該当する。
《Google》を〈白藤 漫抄〉で検索すると該当する。鈴木白藤の名が見える。
古典籍の調査
《埼玉県立図書館ウェブサイト調査・研究に役立つリンク集》所蔵調査(古典籍・漢籍)から
《日本古典籍総合データベース》を著者〈鈴木白藤)で検索すると12件あり。 (http://base1.nijl.ac.jp/infolib/meta_pub/KTGDefault.exe?DEF_XSL=default&GRP_ID=G0001401&DB_ID=G0001401KTG&IS_TYPE=meta&IS_STYLE=default 国文学研究資料館 2013.3.29 最終確認)
7件目、12件目に『漫抄』あり。これのことと思われる
7件目 12件目
書名:漫抄(そぞろしょう) 書名:漫抄(まんしょう)
著者:鈴木/成恭(鈴木/白藤) 鈴木/岩次郎(鈴木/白藤)
扱い:雑記 扱い:文書
成立年:文政10年 <般>文政9・10
国書所在:【写】東大史料(自筆) 国書所在:【写】東大史料(自筆) (※おそらく同一のもの)
所蔵館ウェブサイトの検索
東京大学史料編纂所(※日本古典籍総合データベースで国書が存在するとされるところ)
データベース検索(http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/db.html)
所蔵史料目録データベースでキーワード〈漫抄〉で検索すると8件。 該当するのは5番目の「漫抄」のみ
【書目ID】 00057456
【史料種別】 写本
【請求記号】 4109-13
【書名】 漫抄
【著者名】 鈴木岩次郎編
【出版事項】
【撮影・複本作成】 1827
【形態】 84丁
【大きさ】 24cm
【注記】 (自筆).(印記) 木氏家蔵,〓縮百費日月〓山
ちなみに、同データベース検索で〈漫抄〉を横断検索すると所蔵資料目録データベースで8件のほか、近世編年データベースでも74件見つかるが該当するものなし。
全文テキストではヒットしないため、ウェブサイト上で見ることはできない。
《埼玉県内公共図書館等横断検索システム》を書名〈漫抄〉で検索する。
県立図書館4件はじめ日本随筆大成などいくつか該当するが別著者の別の本だけ。
鈴木岩次郎白藤 について
《Google》を〈鈴木白藤)で検索するとコトバンクなどに多数解説あり。
1767-1851 江戸時代後期の儒者。
明和4年9月16日生まれ。鈴木桃野(とうや)の父。古賀〔トウ〕庵の岳父。幕府の書物奉行で蔵書家。江戸城内の紅葉山文庫の本を筆写。写本は膨大な量にのぼったが、のち焼失。嘉永4年12月6日死去。85歳。名は成恭、恭。字(あざな)は士敬。通称は岩次郎。
論文タイトルに「蔵書家白藤として知られたる書物奉行鈴木岩次郎成恭の事蹟」などがある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 写本.刊本.造本 (022 9版)
- 稀書目録.善本目録 (026 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 「白藤漫抄」
- 鈴木 成恭(スズキ セイキョウ)
- 鈴木 岩次郎(スズキ イワジロウ)
- 鈴木 白藤(スズキ ハクトウ)
- 写本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000127609