レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年06月17日
- 登録日時
- 2012/09/21 16:41
- 更新日時
- 2012/11/28 13:55
- 管理番号
- 埼熊-2012-144
- 質問
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解決
国際手話について概要・歴史などを知りたい。アメリカ・ヨーロッパで盛んらしい。
- 回答
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国際手話について記載のあった以下の資料を紹介した。
『聴力障害者の国際手話 日本語版 日・英・仏三カ国語対照』(世界ろうあ連盟手話統合委員会〔編〕 日本聴力障害新聞編集部訳・編 全日本聾唖連盟 1988)
国際手話Gestunoの日本語版。巻末付録に「国際手話の成立とその周辺」あり。本編には、1470語の手話と身振り(写真画像)が掲載されており、日本語、英語、フランス語の説明がある。また、手話単位の日本語及び英語索引あり。
『基礎から学ぶ手話学』(神田和幸 福村出版 2009)
p52-55「国際手話と共通手話の節に、世界ろうあ連盟の選定したジェストゥーノについて、簡単な解説や普及状況の分析あり。またアメリカ手話が自国風にアレンジされて共通手話として用いられる場合も多い、との記述あり。
『少数言語としての手話』(斉藤くるみ著 東京大学出版会 2007)
p101-108「ろう者の連帯と国際手話」の節に、国際手話(ジェスチューノ)の概要、歴史、言語学的意義、問題点・課題についての記述あり。
『媒介言語論を学ぶ人のために』(木村護郎クリストフ編 渡辺克義編 世界思想社 2009)
p104-122 斉藤くるみ「第5章 視覚言語の交差点-国際手話の形成と展開」に、「国際手話の発祥と発達」、「国際手話の特徴」の節あり。歴史や語彙・文法などについての記述あり。参考文献あり。
『世界の手話 世界の手話でつなぐ心と言葉 入門編』(伊藤政雄共著 竹村茂共著 広済堂出版 1988)
p234 コラム「GESTUNO(国際手話)」にごく簡単な解説あり。
『わたしたちの手話学習辞典』(全日本聾唖連盟 2010)
p14-15 「国際手話の指文字(アルファベット26文字を図示)」あり。注に「アメリカ手話の指文字とは同一ではありません」とあり。
『国際手話のハンドブック』(大杉豊編 三省堂 2002)
p8-21に解説あり。各国の手話についてもp24-45に簡単な歴史あり。p8にこの本の手話は「Gestuno」と少し別のものとあり。
- 回答プロセス
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《レファ協DB》に類似事例あり。管理番号埼熊-2009-047「言語におけるエスペラント語のように、①手話、②点字について世界共通のものは存在するか。存在する場合は創始者やその内容について知りたい。」(https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000062316 国立国会図書館 2012/09/08最終確認)
その他調査した資料は、以下のとおり。
『新日本語-手話辞典』(全日本聾唖連盟 2011)
『概説障害者権利条約』(松井亮輔・川島聡編 法律文化社 2010)
『コーダの世界 手話の文化と声の文化』(澁谷智子著 医学書院 2009)
『手招くフリーク 文化と表現の障害学』(倉本智明編著 生活書院 2010)
- 事前調査事項
- NDC
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- 障害児教育[特別支援教育] (378 9版)
- 言語学 (801 9版)
- 参考資料
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- 『聴力障害者の国際手話 日本語版 日・英・仏三カ国語対照』(世界ろうあ連盟手話統合委員会〔編〕 日本聴力障害新聞編集部訳・編 全日本聾唖連盟 1988)
- 『基礎から学ぶ手話学』(神田和幸 福村出版 2009)
- 『少数言語としての手話』(斉藤くるみ著 東京大学出版会 2007)
- 『媒介言語論を学ぶ人のために』(木村護郎クリストフ編 渡辺克義編 世界思想社 2009)
- 『世界の手話 世界の手話でつなぐ心と言葉 入門編』(伊藤政雄共著 竹村茂共著 広済堂出版 1988)
- 『わたしたちの手話学習辞典』(全日本聾唖連盟 2010)
- 『国際手話のハンドブック』(大杉豊編 三省堂 2002)
- キーワード
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- 手話
- 言語-言語学-会話法
- Gestuno(ジェストゥーノ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000111652