レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年02月26日
- 登録日時
- 2012/07/21 11:38
- 更新日時
- 2012/07/21 11:38
- 管理番号
- 牛久-105
- 質問
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解決
修行僧が托鉢(僧侶が鉢を携えて町や村を歩き、食を乞うこと)のお礼に家の前でお経をあげる行為の
ことを何というか。もしかしたら看経(かんきん)ではないか。
- 回答
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看経(かんきん)・諷経(ふぎん)などの言い方がある。
- 回答プロセス
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①『岩波仏教辞典』(中村 元/岩波書店/2002)をあたる。
→p170【看経】:経を黙読することをいい、声を上げて読む諷経の対語。ただし看経を読経(経文を見ながら
読誦すること)や誦経(経文を暗誦すること)の意でも使用されることがある。
→p857【諷経】:声を上げて経文を読誦(経典を声に出して読むこと)すること。
②『例文仏教語大辞典』(石田 瑞麿/小学館/1997)をあたる。
→p150【看経】:①経文を黙読すること ②声を出して経を読むこと
→p917【諷経】:声を出して経を読むこと
以上より、看経でも諷経でも使用できることが判明。
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教 (180 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 仏教語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 一般男性
- 登録番号
- 1000109209