レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月20日
- 登録日時
- 2012/02/20 17:42
- 更新日時
- 2012/02/29 11:54
- 管理番号
- 20120220-7
- 質問
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解決
タジマモリについて知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』に次の情報があった。
たじまもり 【田道間守】
「『日本書紀』にみえる人名。『古事記』は多遅摩毛理と書く。『古事記』垂仁天皇段によれば、天皇が三宅連らの祖先にあたる多遅摩毛理という人物を常世国に遣わして登岐士玖能迦玖能木実(『日本書紀』は非時香菓と書き、今、橘というとある。その時(季節)でないのに実る果物の意か)を求めさせた。彼はその実を縵八縵・矛八矛(葉のついた枝、葉をとった枝各八枝の意)として齎(もたら)し帰朝したが、すでに天皇は崩じていた。彼は縵四縵・矛四矛を分けて大后比婆須比売命と天皇の御陵の前に献じ、みずからは叫び哭いて死んだという。」
参考文献:
川副武胤『古事記の研究』
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
田道間守(たじまもり)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E7%94%B0%E9%81%93%E9%96%93%E5%AE%88/ (2012/02/20確認)
「垂仁(すいにん)天皇の代に常世(とこよ)の国に非時香菓(ときじくのかくのみ)(登岐士玖能迦玖能木実(ときじくのかくのこのみ))を求めて派遣された説話上の人物。多遅摩毛理とも書く。『古事記』『日本書紀』は「非時香菓」を「橘(たちばな)」とみなし、田道間守が10年後に「香菓」と八竿(やほこ)(矛)・八縵(やかげ)をもって帰国したおりには、すでに垂仁天皇は崩じており、天皇の陵墓のそばで嘆き悲しんで死すと物語る。渡来系の三宅連(みやけのむらじ)らの祖先と伝える。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.198
- 社寺縁起伝説辞典 / 志村有弘, 奥山芳広編 戎光祥出版 , 2009 ISBN:9784900901001 p.311
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000102033