レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月04日
- 登録日時
- 2012/02/04 11:50
- 更新日時
- 2013/08/31 14:49
- 管理番号
- 97-A-8
- 質問
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解決
愛媛の県鳥について調べたい。
- 回答
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【資料1】の巻頭にカラー写真が載っているが、愛媛の県鳥は”コマドリ”でサクラの咲く頃小群で渡来し、山麓地帯でさえづり始める。その鳴き声は、駒のいななきに似て、ヒン カラカラカラカラ・・・と勇壮である。初夏の頃、標高1000mかそれ以上に達した”コマドリ”は、イシヅチザサなどの覆う地表を生活と繁殖の場とする。主に地上生活を営み、両足をそろえて跳行し、茂みの間を潜って食餌をとり、繁殖期には雌雄で生活をする。厳とした縄張りを守り6月頃、倒木や樹根の下などの地上に広葉樹の落葉に細根を混じ、椀型の巣を作って産卵する。卵は美しい緑青色で21.1×15.6mm、1巣を卵数は3~5個。エサは昆虫類、クモ類が主であるが、ミミズも捕食し、ヤブデマリ、ミヤマシグレなどの種実も啄む。大きさはほぼすずめ大の、姿もなかなか愛らしい小鳥で、だいたい赤褐色。頭部と尾羽は赤味が強い。雌は背面の赤味が弱く、額、喉などは黄褐色で、日本特産の野鳥である。
【資料2】をみると、コマドリがスズメ目・ヒタキ科・ツグミ亜科に属する、全長14cmほどの野鳥であることがわかった。生息分布は広く、日本各地や樺太中国大陸南東部などで、県内では石鎚山系などブナの自然林が主な生息地である。p202に県内生息分布図が載っている。
【資料3】”県鳥こまどり”の項目を見ると、県鳥に指定されたのが1970年5月10日であるということがわかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鳥類 (488 9版)
- 地方自治.地方行政 (318 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『四国の野鳥誌』 石原保/著 築地書館 1982年 <請求記号:K488 /3>
- 【資料2】 『愛媛の野鳥観察ハンドブック はばたき』 日本野鳥の会愛媛県支部/編 愛媛新聞社 1992年 <請求記号:K488 /7>
- 【資料3】 『あなたの出会った鳥、出会う鳥』 森川国康/監修 愛媛県文化振興財団 1986年 <請求記号:K488 /4>
- キーワード
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- 県鳥 けんちょう
- コマドリ こまどり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 事例出典『郷土資料に関する調査・相談事例集』 愛媛県図書館協会・愛媛県立図書館/編集 愛媛県立図書館 1997年
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000101045