レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20110614
- 登録日時
- 2011/07/21 02:02
- 更新日時
- 2011/11/18 10:03
- 管理番号
- B2011口頭0614
- 質問
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解決
アニリン(Aniline)の屈折率(Refractive index)を知りたい。
- 回答
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アニリンの屈折率について記載がありました資料(1)-(10)と、データベース (11)をご紹介します(【 】内は当館請求記号です)。
(1)『化学便覧. 基礎編 2』(丸善 2004.2 【PA2-H22】)
p.II-640に、アニリンの20℃における屈折率を掲載しています。
656.3 nm:1.57948、589.3 nm:1.58629、486.15 nm:1.60434、434.06 nm:1.62074
(2)『化学大辞典. 1』(縮刷版 共立出版 1963.7(第34刷:1993.6) 【PA2-G24】)
p.207に、n20D(20℃、589 nmにおける屈折率)は1.5863とあります。
(3)『有機化合物辞典』(講談社 1985.11 【PA2-181】)
p.46に、n20Dは1.5863とあります。
(4)『化学辞典』(第2版 森北出版 2009.12 【PA2-J31】)
p.37に、n20Dは1.5863とあります。
(5)『実用化学辞典』([新装版 朝倉書店 2007.11 【PA2-J3】)
p.21に、n20Dは1.5863とあります。
(6)『CRC Handbook of Chemistry and Physics』(91st ed. CRC Press 【Z63-C694】)
「Physical Constants of Organic Compounds(有機化合物の物理的性質)」(pp.3-1~3-523)では、有機化合物の名称のアルファベット順に、屈折率などを掲載しています。
「Aniline」はp.3-26に記載しており、20℃、589nm(ナトリウムD線の波長)における屈折率は1.5863とあります。
(7)『Dictionary of organic compounds』(Chapman and Hall 1996- 【PA2-A119】)
v. 1 p.449に、n20Dは1.5855とあります。
(8)『The Merck index : an encyclopedia of chemicals, drugs, and biologicals』(Merck Research Laboratories 14th ed. 2006 【YU111-B618】)
p.661に、Anilineの項目があり、n20D=1.5863とあります。
(9)『Landolt-Boernstein』(Springer 【M5-B1】)
III-38-B pp.130-131に、異なる測定条件下での屈折率を18件掲載しています。
(10)『International critical tables of numerical data, physics, chemistry and technology』(Published for the National Research Council by McGraw-Hill 1926-1930 【530.83-N277i】)
第3巻のp.12に、ナトリウムD線の波長における屈折率は、1.586とあります。
(11)Reaxys(当館契約データベース:館内限定)
「Substances and Properties」から構造式、名称、CAS番号などを入力して検索すると、物性値や利用例などを調べられます。
「Aniline」の検索結果から「Physical Data」、「Refractive Index」の順にクリックすると、屈折率に関する文献の測定値、測定条件、書誌事項が表示されます。
データベースの最終アクセス日は、2011年7月4日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 環式化合物の化学 (438)
- 参考資料
- キーワード
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- 屈折率
- Refractive index
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000088862