レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年07月10日
- 登録日時
- 2011/07/10 10:58
- 更新日時
- 2019/04/09 16:45
- 管理番号
- sangi-3
- 質問
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解決
豊田佐吉語録が知りたい。
- 回答
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下記、当館所蔵資料に参考となる資料を確認した。
●請求記号537.09-003
『トヨタはこの遺伝子でできている 障子を開けてみよ。外は広いぞ』(あさ出版、2003.3)
第1章 常に扉を外に開く
「そこの障子を開けてみよ。外は広いぞ」
⇒やがて事業家として成功した佐吉が中国上海に工場進出し、周囲の反対を押し切って家族で
移住した時に語った言葉。
同書には他に第3章・第5章・第6章にも佐吉の言葉が記載されている。
●請求記号280-007
『常に時流に先んずべし』(PHP研究所、2007.8)
第4章 まずやることをクセに
「とにかくやってみよ」
⇒喜一郎は佐吉とあることについて議論をし佐吉に勝った。
その議論において実行してみる価値なしと判断した喜一郎に、佐吉が言った言葉。
第9章 お客様に育てられてきた
「創造的なものは完全なる営業試験を行うにあらざれば、発明の真価を問うべからず」
⇒佐吉の言葉で、発明とは価値を生み出すという創造的な行為であり、実際に広く世の中で
使われてこそ、その意義があるという意味。
第11章 国際スケールの目を持つ
「これはみな外国品ばかりではないか。こんなことで日本の将来をどうする。
今に私は立派な国産品をつくって、きっと外国品を追っ払ってみせる。」
⇒明治23年、東京博覧会の機械館に陳列してある機械を指して語った言葉。
同書には他に第2章・第3章・第5章・第10章にも佐吉の言葉が記載されている。
●請求記号280-002
『トヨタを創った男 豊田喜一郎』(ワック、2002.11)
第1章 豊田家の父と子 ③苦闘する父の背
「一身の恥辱は小事だ。恥を忍んで余生を国家に捧げよう」
⇒経営陣との衝突により豊田式織機を辞した佐吉は、絶望の中外遊に出る。
外遊先で自信を回復し、発明報国の思いを新たに帰国した際語った言葉。
●請求記号335-003
『トヨタウェイのルーツ:時代とともに進化するトヨタスピリット』(トヨタ自動車歴史文化部、2003.6)
第1章 動力織機、自動織機の開発
「創意と工夫を盛んにせよ。」
⇒常に知恵とくふうをこらす。また誰の発案であるかに拘わらず、卓越したアイデアを社内外に
広く求め研究するとともに、社内外との比較を通して自らの実力を把握する。
同章
「三年以上の実地の経験を経ずして設計するものではない。」
⇒深く現状を理解するために、現地現物の精神の下で第1線での事実を直視しなければ
わからない事があることを常に肝に銘じる。
同章
「予が今日迄の生涯は、随分波乱曲折ありて悪戦苦闘。多くは失敗の歴史となりとす。」
⇒佐吉は、多くの発明を行い、事業を起こしたが、それは失敗の連続だったと言える。
しかし、失敗の度にその原因を追究し、最後に成功をおさめた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 人物
- 豊田佐吉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000088284