レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2010/12/18 02:00
- 更新日時
- 2010/12/20 09:49
- 管理番号
- 2010-128
- 質問
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宮下玉吉という外交官に関する記録はありますか。
- 回答
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宮下玉吉は南京総領事館に書記生として勤務していました。1939年(昭和14年)6月10日、視察で南京を訪れた外務政務次官を囲み、総領事館の官邸で中国側要人を招待した宴会が開かれました。この席で酒に毒が盛られる事件が発生し、大騒ぎとなりました。宮下書記生は同僚の船山巳之作書記生とともに、毒を受けた体をかえりみず来客の介護に当たり、一同を危地から救いましたが、自らは手遅れとなり、二人は同夜半に相次いで亡くなりました。犯人は官邸に雇われていた中国人で、騒ぎが起こったときにはすでに逃げていました。この事件の記録は外務省記録「支那事変関係一件 南京総領事館ニ於ケル中毒事件」にあります。また詳しい経緯は外務省編『外務省の百年』下巻に書かれています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和戦前期
- 1930年代(昭和5年~14年頃)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075512