レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年08月21日
- 登録日時
- 2010/08/28 09:17
- 更新日時
- 2018/09/26 16:49
- 管理番号
- 11816
- 質問
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琴平と徳島の県境に「ことひらへ」という道標があるが、人の指ではなくパーに開いた形である。この道標にはどういう意味があるのか。
- 回答
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次の資料を紹介
・お遍路文化路傍で支える道標・丁石を辿る(K6821/S1)
(9)氏名不詳の家族たちー興味が尽きぬ人間模様
「川のほとりで語りかける氏名不詳の道標=高松市屋島西町」とのキャプションでパーの道標の写真がある。(やしま寺を案内)(19頁)
(17)石工の創志-味わい深い手の形
道標の手形の案内表記に次のようなものがある。
「県下の道標のおよそ56%に手形が案内表記として使われ、
その表現は実に巧みで、手の表情が豊かであり、かつ多様だ。
このうち最も多く見られるのが、一指し指で方向を指す型で、、、次に
多いのが手のひら全体で札所の方向を示す型で県内には34基認められる。、、、
多くの石工が創意工夫を凝らしながら、精魂込めて製してきたことの証
でもある。」(35~36頁)
- 回答プロセス
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以下の資料を見るが、質問に含まれる道標は見当たらなかった。
・こんぴらさんへの道しるべ(K2931/M11/2)
・町史ことひら(K2633/K2/2-4)
・讃岐の道(K6804/T1)
・阿波の峠今昔(K6821/T1)
・金毘羅庶民信仰資料集(K1759/N2/1-2)
(関連資料)
・こんぴらさんへの道しるべ 丸亀市観光協会/〔編〕 2003
・日本の石仏 no.89 日本石仏協会/編 日本石仏協会 1999.3
※内容:四国へんろ道標石考(喜代吉栄徳/著)p49-57 四国札所みちしるべ紀行(織田寧人/著)p58-62
・牟礼町の道しるべ へんろ道の変遷 牟礼町文化財保護協会/編 牟礼町教育委員会 2003.4
・やさしさの道標 四国遍路とバリアフリー お四国大学バリアフリー研究会/〔編〕 徳島地方自治研究所 2005.2
・綾歌の文化財 第4号 昭和54年度 香川県文化財保護協会綾歌支部/編 香川県文化財保護協会綾歌支部 1980
※「宇多津の道標」
・お遍路文化 路傍で支える道標・丁石を辿る 四国遍路道学術調査研究会/〔編〕 四国遍路道学術調査研究会 2004.10
・郷土白鳥 第26号 白鳥附近の史実と伝説 白鳥町文化財保護協会/編 白鳥町文化財保護協会 1978.10
※「白鳥町の道標その2」
・今昔ひけた文化 創刊号 引田町文化財保護協会/編 引田町文化財保護協会 1974.11
※引田の道標,力石,引田の燈籠,ぼたん石, など
・四国辺路研究 第11号 喜代吉栄徳/著 海王舎 1997.5
※真念道標石小考
・豊中町文化財調査報告 3 豊中町教育委員会/編 豊中町教育委員会 1970.10
※本山寺を中心とした巡礼と道標(野田一男)
・丸亀史料シリーズ 第8号 丸亀の石造遺品・丸亀のいしぶみ 丸亀市文化財保護委員会/編 丸亀市教育委員会 1972.3
※道標(吉岡和喜治)
- 事前調査事項
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スペイン大使館等に問い合わせると、ヤコブの手(まちがいなくそこに行ける)という意味があると教えてくれた、らしいとのこと。
- NDC
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- 繊維作物 (618)
- 参考資料
- キーワード
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- 道標
- 香川県
- 香川県 -- 交通 -- 歴史
- 道路標識
- 一里塚
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000070561