レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年10月03日
- 登録日時
- 2008/10/03 17:07
- 更新日時
- 2008/10/03 17:25
- 管理番号
- 富山市-2008-06
- 質問
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解決
立山登山が成人登山といわれているがそうしたことが解説されている文献を見たい。
- 回答
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『富山大百科事典』には、明治維新を契機に、立山は広く民衆に開放され、<越中の男子16歳にして立山に登らざれば若連中(青年団)に入れず>といった成人登山の風習も生まれたと書かれている。
『立山のはなし』では、次のような記述がある。それには、越中(富山県)の男子は十歳余りになると、清らかな真新しい衣類を着て、村々町々から隊を組み、「立山登拝」の幟旗を立てて立山に登拝し、成人式としたのでしたとある。
『立山と白山』では、p.82~86に約5ページにわたり記述されている。立山登山については、「越中男子は立山まいりをすまさなければ、青年の仲間入りが許されぬしきたりで村々から少年たちが団体を組んで出かけた。真新しい衣服に着替え、頂上に供える小石を持参し、村の鎮守に参拝してから出発したが、村人はこれを村境まで、時には山ろくまで盛大に見送った」と書かれている。
『ちょっと昔の学校登山 写真でたどる大正・昭和の立山登山』 では、解説編[学校教育における立山登山の歴史]として約7ページにわたり詳しく記述がある。
- 回答プロセス
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①郷土総合百科事典の役割をもつ『富山大百科事典』で調査をする。
②立山の視点から郷土資料『立山のはなし』で調査をする。
③立山の視点から別文献『立山と白山』で調査をする。
④立山登山と学校教育の視点から郷土資料『ちょっと昔の学校登山』で調査をする。
- 事前調査事項
- NDC
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- 戸外レクリエーション (786 8版)
- 参考資料
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- ①『富山大百科事典 下巻』 北日本新聞社/編・発行 1994年
- ②『立山のはなし』 広瀬誠/著・発行 2003年
- ③『立山と白山』 広瀬誠/著 北国新聞社/発行 1971年
- ④『ちょっと昔の学校登山』 富山県立山博物館/編・発行 2005年
- キーワード
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- 学校登山
- 成人登山
- 立山登山
- 立山連峰
- 富山県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000047749