1 「HKアインシュタイン・ロマン 第3巻」(NHKアインシュタイン・
プロジェクト/著 日本放送出版協会 1991年発行)のp29に
次のような記述がある。
「まぶたを閉じ眼球を指で強く押すと、視野に火花のような光が見える。
指の圧力による視神経の刺激のためである。これを専門用語で「フォスフェーン」
(内部閃光)という。この言葉はギリシャ語の「光を見せる」という言葉に起源を
持っている。つまりギリシャ人はこの現象から光を眼から飛び出る微粒子と考えた
に違いない。」
2 内部閃光をキーワードにして「Google」検索を行ったところ、当館所蔵の「神の発明」
(中沢新一/著 講談社 2003年発行)に関連する記述があることがわかった。
第1章脳の森の朝 エントプティック(Entoptic)-内部からの眼(p43~)には、
「・・・1819年に風変わりな生理学者ヤン・プルキニエによって、ハッシシ吸引中に
眼前に出現する光のパターンが発見されました。この現象は「内部閃光phosphene」
と呼ばれ、以来興味を持っていろいろな人によって研究されるようになりました。」など、
3ページにわたって「内部閃光phosphene」についての記述がある。