レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/07/10
- 登録日時
- 2007/03/09 02:12
- 更新日時
- 2007/03/09 12:02
- 管理番号
- tr109
- 質問
-
解決
天保時代(1830-43)かその前後に起きた「合戦場事件(かっせんばじけん)」について。正確な年代や事件の内容を知りたい。
- 回答
-
利用者の調査済み資料は次のとおりでした。
1 『角川日本地名大辞典 9 栃木県』
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 東京 角川書店 1984)
2 『国史大辞典』(国史大辞典編集委員会/編 東京 吉川弘文館)
3 『栃木県の歴史』( 阿部昭/〔ほか〕著 東京 山川出版社 1998)
4 『新版 栃木県の歴史散歩』( 栃木県の歴史散歩編集委員会/編 東京 山川出版社 1991)
これらの資料には記述なしとのこと。
また、利用者からの情報によれば、「合戦場村で起こった事件。昔は家中村と呼ばれていた地域。関八州見廻り役が関係したと思われる」とのこと。
・『関東取締出役 シンポジウムの記録』( 関東取締出役研究会/編 東京 岩田書院 2005 会期・会場:2004年8月30日 江戸東京博物館)
この資料を見ると次の記述があります。
「天保10年4月、関東取締役10名(中略)が、贈収賄などをめぐって処罰される事件が起きる。これは、関東取締出役の手先を長年勤めていた野州合戦場宿の百姓福村屋太六他1名が、火附盗賊改に召し捕られたことがきっかけであったため、一般に『合戦場宿一件』と呼ばれている。」
この論文に「合戦場宿一件」に関する文献がいくつかあげられていますが、最近の研究でまとまったものとして次の資料が紹介されています。
・「関東取締出役の罷免事件について ―『合戦場宿一件』をめぐって―」
川田純之/著 『栃木県立文書館研究紀要』 第7号 (栃木県立文書館/編 宇都宮 栃木県立文書館 200303)所収 p27~40
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 世界史.文化史 (209 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 合戦場宿事件
- 関東取締出役
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000033848