レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/10/18
- 登録日時
- 2007/02/11 02:11
- 更新日時
- 2008/12/28 10:04
- 管理番号
- 埼久-2006-043
- 質問
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解決
「ただみれば なんのくもなく みずどりの あしたいまなし わがおもいかな」という歌の作者は誰か。
- 回答
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水戸光圀の歌と思われる。典拠は次のとおり。
『新渡戸稲造全集 5』p150『同 7』p228『同 8』p433『同 18』p376に、水戸黄門の歌として紹介されている。
『水戸黄門(講談名作文庫 2)』p10に、「見ればただなんの苦もなき水鳥の足に暇なきわが思いかな」が光圀公の述懐として記載があり。「見ればただ」と始まっている。
ただし、水戸光圀の著作である「常山詠草」(『校注国歌大系 15』所収)と「常山文集抄」(『水戸学全集 4』所収)では上記の歌は確認できず。
- 回答プロセス
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『新編国歌大観』(CD-ROM)『現代短歌分類辞典』『日本うたことば表現辞典 3 動物編』になし。
《Google》を歌の語句で検索したところ、水戸光圀の作であると講談の中に出てくるらしい。水戸光圀関係からあたる。
《Google》を〈水戸 & 思ひかな〉で検索すると十和田市立新渡戸記念館のサイトに「見ればただ何の苦もなき水鳥の足にひまなきわが思ひかな」があり。
(http://www.towada.or.jp/nitobe/uta14.htm 2006/11/20最終確認)
『新渡戸稲造全集』(5、7、8、18)の記述を確認する。
『校注国歌大系』『水戸学全集 4』『義公の和歌をたずねて』にはなし。伝記資料は未調査。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 叢書.全集.選集 (080 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 徳川 光圀(トクガワ ミツクニ)
- 和歌
- 新渡戸 稲造(ニトベ イナゾウ)
- 全集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000033343