レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000/12/06
- 登録日時
- 2006/12/02 02:12
- 更新日時
- 2008/10/02 12:12
- 管理番号
- 埼川-2000-053
- 質問
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解決
藤沢周平の「三年目」に、「向かい角にある京夫の石塚五郎助の店」と出てくるが、「京夫(ごうぶ)」とは何か。
- 回答
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『日本国語大辞典』に「きょうふ(京夫)・・江戸時代小懸物の一種。京都役所詰の領主が、その知行地から物資を運ばせたり、その他労役に使役したりした人夫」とあり。
『日本史用語大辞典』p473「堤金・銀」の項に「美濃郡上郡で行われた小屋苦吟の一種。小役銀にはほかに木銭・夫銭・京夫などがあった」とあり。
鶴岡市立図書館郷土資料室に問い合わせると、「庄内藩京夫(ごうぶ)・・荷物の運搬に従事する役、石塚五郎助は実在の人物で馬指(うまざし)だった。馬指とは宿駅にて問屋に属し、馬や人足を指図した下役人とのこと」との回答あり。
以上を連絡する。
- 回答プロセス
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『広辞苑』『日本国語大辞典』『江戸語辞典』『隠語辞典』『江戸時代用語考証事典』『江戸時代役職事典』を〈京夫(ごうぶ)〉で調べるが該当なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 労働経済.労働問題 (366 9版)
- 語彙 (814 9版)
- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 『日本史用語大辞典』
- 『日本国語大辞典』
- キーワード
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- 職業-京夫-江戸時代
- 語彙
- 鶴岡市-庄内地方-山形県-歴史
- 石塚 五郎助
- 照会先
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- 鶴岡市立図書館郷土資料室
- 寄与者
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- 鶴岡市立図書館郷土資料室
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000031878