・WEB
「ゴキブリの巣」は一般的に使われている言葉だが、巣は作らないという記述も散見される。
公益社団法人日本ペストコントロール協会HP内の「有害生物写真集」
https://www.pestcontrol.or.jp/download/tabid/208/Default.aspx3ページ目に「ゴキブリの巣になっている厨房の警報器」という写真あり。
蟻の巣のようなものではなくて、ゴキブリが一か所に固まっている場所を巣と呼んでいるよう。
『ゴキブリとその駆除』
https://dl.ndl.go.jp/pid/2428191 (国会図書館デジタル化資料送信限定)
コマ27群れのモノクロ写真あり(巣ではない)
『数種ゴキブリ亜目昆虫の行動の化学生態学的研究』
https://dl.ndl.go.jp/pid/3084336 (同上)
コマ11,13フェロモンに反応し複数匹集まるカラー写真あり(巣ではない)
・室内に住む種
回答使用資料のほか以下を参照
『ゴキブリの話』石井象二郎/著,北隆館,1977年(486.4/イ)
p.127集合体の写真あり。
p.20にゾウガメの甲羅に居候したエピソードも載っており、巣を形成していないことが分かる
p.125実験などする場合には、シェルター(隠れ場所)と呼ばれる板を作ってやる。写真あり。
『ゴキブリのはなし』安富和男/編著,技報堂出版,1991年(486.4/ヤ)
p.115「ゴキブリの集合性を探る」
p.91と97にそれぞれ集合している写真がある。
『スーパーの裏側』河岸宏和/著,東洋経済新報社,2009年(673.8/カ)
p.39「ゴキブリが繁殖する理由」
好きな場所に段ボールや発泡スチロール、植木鉢、新聞紙などが挙げられている。写真なし。
『最新食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本』河岸宏和/著,秀和システム,2009年(673.7/カ)
p.136「ゴキブリが巣を作れないようになっているか」
段ボールや発泡スチロールの狭い隙間を好んで巣を作ることが書いてある。写真なし。
・森に住む種
『ずかん落ち葉の下の生きものとそのなかま』ミミズくらぶ/文・構成、皆越ようせい/写真,技術評論社,2013年(児481/ミ)
p.86モリチャバネゴキブリ「昼間は物陰に潜んでいます」
森の中で切り株に集まるゴキブリの写真。
『ゴキブリ学実験ガイド』ウィリアム・J・ベル/著,蒼樹書房,1983年(486.4/べ)
p.109朽木の下で生活するオオゴキブリとあり。写真もあるが巣ではない。
p.144集合行動の説明あり。写真なし。
『学問の過去・現在・未来』第2部 東京大学/編,東京大学出版会,1997年(002/ガ/2)
p.370ヨロイモグラゴキブリの生活史と親子関係
巣穴の入り口の写真あり(オーストラリア)。
・ほか
『ゴキブリを調べる』古出俊子/著,さ・え・ら書房,1982年(児486/コ)
p.12ゴキブリを飼ってみよう
飼育していく過程で巣ではなく、屏風などで飼うことがわかる。写真ではなくイラスト。
『虫の卵ハンドブック』鈴木知之/著,文一総合出版,2012年(486.1/ス)
p.30-31 4種類の卵等の写真あり(巣ではない)。
『世界でいちばん変な虫』海野和男/写真と文,草思社,2020年(486/ウ)
p.68オオメンガタゴキブリ。昼間は落ち葉の下などに隠れている。写真あり(巣ではない)
『梅棹忠夫著作集 第4巻』梅棹忠夫/著,中央公論社,1990年(081.6/ウ/4)
月報p.6鼠やゴキブリの巣について少しだけ言及。
この部分の著者の害虫駆除の会社情報など検索したが情報なし。
『日本産ゴキブリ類』朝比奈正二郎/著,中山書店,1991年(486.4/ア)
巣の写真なし。p20によさそうな参考文献がありますがいずれも所蔵なし。
『昆虫の飼育法』湯嶋健/[ほか]編,日本植物防疫協会,1991年(R486.0/コ)
p.13飼育容器の写真あり
[インターネット最終アクセス:2022/12/2]