レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/04/22
- 登録日時
- 2023/12/12 00:30
- 更新日時
- 2023/12/12 10:43
- 管理番号
- 光が丘-R1005309
- 質問
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解決
川端康成が林芙美子の告別式で読んだ弔辞の全文が知りたい。
- 回答
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●『石の花』太田治子/著 筑摩書房 2008.4 ISBN 978-4-480-88526-5 p355-356 「告別式の葬儀委員長は、川端康成が務めた」とあり、「告別式の川端の挨拶」として「故人は自分の文学生命を保つため、他に対しては、時にはひどいこともしたのでありますが、しかし、あと二、三時間もたてば故人は灰になってしまいます。死は一切の罪悪を消滅させますから、どうか、この際、故人を許してもらいたいと思います」と記載あり。
●『追悼の達人』 嵐山光三郎/著 新潮社 1999.12 ISBN 4-10-360103-5 p413 「林芙美子の葬儀のときは、会葬者へむけて生前の芙美子の弁解をした。「いろいろ文句もありましょうが、当人はすでに死んでしまったのですから、生前の無礼は、水に流して下さい」という意味のことを言った」との記載あり。
●『川端康成全集 第34巻』川端康成/著 新潮社 1999 p53「林芙美子さんの死」という文章が収録されているが、弔辞はなし。
●東京都立図書館にレファレンス申込み、弔辞の全文は見つからなかったとの回答あり。
●「林芙美子記念館」(「新宿区歴史博物館」学芸課)に問い合わせしたところ、昭和29年出版の『婦人作家評伝』 板垣直子/著 メヂカルフレンド社 に川端康成が林芙美子の葬儀で芙美子について述べたとの記載があるが、弔辞の全文は見つけられなかったとの回答あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 石の花 太田治子/著 筑摩書房 2008.4 910.268 978-4-480-88526-5
- 追悼の達人 嵐山光三郎/著 新潮社 1999.12 910.26 4-10-360103-5
- 文豪の死に様 門賀美央子/著 誠文堂新光社 2020.11 910.26 978-4-416-51949-3
- 川端康成全集 第34巻 川端 康成 新潮社 1999 918.68
- 川端康成全集 第29巻 川端 康成 新潮社 1999 918.68
- 川端康成全集 第14巻 川端 康成 新潮社 1977 918.68
- 林芙美子 遠藤充彦/著 清水書院 2018.4 910.268 978-4-389-40123-8
- 林芙美子 河出書房新社 2004.5 910.268 4-309-97678-6
- 林芙美子展 今川英子/監修 アートプランニングレイ c2003 910.268
- 川端康成展 坂上弘/編集 日本近代文学館 2022.4
- 近代作家研究叢書 56 吉田精一/監修 日本図書センター 1987.10 910.26 4-8205-0685-4
- 林芙美子記念館 https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/fumiko/12/ 2023/04/05
- 新宿区歴史博物館 https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/ 2023/04/05
- 東京都立図書館 https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/ 2023/04/05
- 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/ 2023/04/05
- キーワード
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- 川端康成
- 林芙美子
- 弔辞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献についての調査
- 内容種別
- 資料提供(練馬区所蔵)
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000343286