レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年07月14日
- 登録日時
- 2006/07/14 15:02
- 更新日時
- 2023/06/30 17:00
- 管理番号
- 山形県-2006-0034
- 質問
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解決
山形市の「植木市」の由来について教えてください。
- 回答
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植木市は、山形市薬師町にある国分寺薬師堂の例祭(薬師まつり)にあわせ、毎年5月8日から3日間、新築西通りから薬師通りにかけて東北一の植木市がたちます。それを「植木まつり」と呼んでおり、大阪や川崎と並び全国三大植木市の一つとして有名です。
市の由来は、山形城主最上義光が城下町の緑化奨励のため始めたと伝えられています。
植木市の起源は古く、古文書「山形風流松の木枕」(明和8年)には「「薬師祭礼四月八日には川原中茶屋軒をならべ、博奕(ばくうち)、諸商人弥(いや)が上群集し、門前に坪木、作り松、さまざま売買い仕る。」と記されています。
薬師堂の例祭はもともと旧暦4月8日でしたが、明治44年に小屋がけの都合により祭りの日を月送りの5月8日に変更したところ、その日、山形市北に大火が発生し、官庁街、神社仏閣、商店街、住宅等そして薬師堂まで焼失してしまうという大惨事となりました。この大火は、薬師堂祭礼日を変更したたたりであるとの噂が流れたため、翌年にはまた旧暦の4月8日に戻さました。しかし、時代が変わり、昭和10年頃、再び5月8日に切り替えられ、現在は5月8日から3日間と定められています。植木市は毎年盛大に開かれており、薬師堂を基点として道路両側に、近郷近在はもとより、県内外から参集した多くの植木屋が立ち並び、連日連夜の人手で賑わいをみせ、山形市の名物となっています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
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- 山形県大百科事典/山形放送株式会社/編
- キーワード
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- 植木市
- 薬師まつり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000029597