レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年01月31日
- 登録日時
- 2024/03/27 16:25
- 更新日時
- 2024/04/05 22:00
- 管理番号
- 県立長野-23-203
- 質問
-
解決
木下陸奥著『竜丘の自由教育の真髄を探る』p.30の9行に「研究所報」第15号(信濃教育会)とあるが、これを見たい。NDLサーチ、CiNii-booksで検索するが、見つからなかった。[最終確認2024.4.2]
- 回答
-
当該巻号の所蔵館は確認できなかった。
当該雑誌について、飯田市立中央図書館が、7,9,14号を所蔵している。同館の書誌では、
『研究所報』下伊那教育研究所
となっているが、他の論文で引用されているものを見ると、発行者に揺れが生じている。
宇田秀士著「明治大正期の信濃教育会下伊那部会における手工科・図画科教育研究の萌芽-教育思潮、教授方法の「摂取・消化」の観点から-」『大学美術教育学会誌』 30号 p. 237-246 (1998-02)[最終確認2024.4.2]の参考文献によると、
『研究所報』下伊那教育研究所 第15号 1918年
となっているが、木下陸奥著「地域の教育的土壌の醸成」『飯田市歴史研究所年報』第11 巻 (2013)p.19-29 [最終確認2024.4.2]では、
『研究所報』信濃教育会下伊那部会 第15号
となっている。
上記の揺れを加味して、国立国会図書館サーチ、CiNii-researchを検索しても、所蔵館は確認できなかった。また、信濃教育会教育博物館、下伊那教育会、長野県総合教育センターへ照会したが、所蔵していないとのこと。
- 回答プロセス
-
1 当館資料を「信濃教育会」「研究所」で検索するが、年報、紀要はあるが、「研究所報」はない。誌名変遷がある可能性を考え、書棚で確認したが、当該誌名のものはなかった。
2 「研究所報」第15号(信濃教育会)の書誌を確認する。CiNii-Booksで「信濃教育会」が発行する雑誌を検索する。年報や紀要などはあるが、「研究所報」にあたるものは確認できない。[最終確認2024.4.2]
3 県内の図書館の所蔵を信州ブックサーチで探す。やはり当該雑誌は確認できない。[最終確認2024.4.2]
4 木下陸奥著『竜丘の自由教育の真髄を探る』を再確認し、CiNii-Booksで木下陸奥氏のほかの論文を探す。「地域の教育的土壌の醸成」『飯田市歴史研究所年報』 11号を発見。所蔵しているため、確認する。発行者として 「信濃教育会下伊那部会」とあった。
5 上記手順を再度、「信濃教育会」を「下伊那」に変えて検索する。
6 web上を「下伊那 研究所報」で検索すると、「明治大正期の信濃教育会下伊那部会における手工科・図画科教育研究の萌芽」を発見。内容を確認すると、『研究所報』第15号を引用している。また、付記に資料提供先として飯田市周辺に勤務する教員が何人か記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 教育学.教育思想 (371 10版)
- 教育史.事情 (372)
- 参考資料
- キーワード
-
- 信濃教育会
- 研究所報
- 下伊那教育研究所
- 信濃教育会下伊那部会
- 照会先
-
- 信濃教育会教育博物館[最終確認2024.4.2]
- 下伊那教育会[最終確認2024.4.2]
- 長野県総合教育センター[最終確認2024.4.2]
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000348122