レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/02/24
- 登録日時
- 2020/12/21 00:30
- 更新日時
- 2023/11/02 17:21
- 管理番号
- 茨城-2019-256
- 質問
-
未解決
地域を区分する方法として、郵便区(316=多賀,319-12=久慈浜 など)を利用する方法が考えられる。
その郵便区(県内のみで可)が、市町村地図のように並べられているような地図はあるだろうか。(出来れば、下記リンク先に記述されている、(郵便番号が変更されていない)統廃合された郵便区が考慮された地図が望ましい。)
探している年代は2000年頃。
その他、郵便区について書かれている書籍・資料等があれば、紹介してほしい。
- 回答
-
残念ながら図示されている資料はみつかりませんでしたが,次の資料がありましたので紹介します。
『郵便番号簿』に「郵便区番号一覧」または「集配郵便局別郵便番号」が掲載されているようです。
あいにく当館の所蔵は,平成26(2014)年と昭和43(1968)年のみのため,お探しの年代に合いません。
県内図書館の所蔵を確認したところ,茨城町立図書館で平成9(1997)年版と平成16(2004)年版の郵便番号簿を所蔵しています。
いずれも館内閲覧のみの資料ですので,茨城町立図書館でご確認ください。
・『ぽすたるガイド 新郵便番号簿 平成9年版』(郵便局) 【資料番号:110474814 閉架2】
・『郵便番号簿 ハートフルナンバーズ 平成16年版』(郵便局) 【資料番号:110768900 閉架2】
茨城町立図書館 http://www.lib.t-ibaraki.jp/
また,現在は異なっていますが,2000年頃ですと,公務員の旅費が郵便線路図に基づいて計算されていました。
・『旅費法詳解 第4次改訂版』(旅費法令研究会/編 学陽書房 2001) 【当館請求記号:317.3/リヨ/ 閉架積層】
「国家公務員等の旅費に関する法律」の解説書です。
p.72に路程計算について「陸路 郵政事業庁の調に係る郵便線路図に掲げる路程」とあり,p.73に「郵便線路図には郵便局の所在地が記載してあるので、これを起点として、郵便局と郵便局との間のキロ程によって計算することになる。」との記述があります。
茨城県の旅費条例・規則等も同様に計算していました。
当館にはありませんが,茨城県の公文書館機能を持つ茨城県立歴史館に次の資料があります。
・『旅費事務の手引』(茨城県出納事務局出納第2課 1998) 【請求記号:行政刊行物98-400】
・『旅費計算早見表 平成6年4月1日適用』(茨城県出納事務局出納第二課 1994) 【請求記号:行政刊行物94-630】
・『旅費計算起点コード表』(茨城県出納事務局 1993) 【請求記号:行政刊行物93-442】
電話にて茨城県立歴史館に確認したところ,いずれも町字名で起点(該当郵便局区)を確認できる資料とのことです。
1990年代の郵便局区について確認できる資料と思われます。
歴史館は館外貸出していませんので閲覧室にてご確認ください。
茨城県立歴史館-閲覧室のご案内
http://www.rekishikan-ibk.jp/archives/reading-room/
【インターネット情報の最終確認日:2020/02/24】
- 回答プロセス
-
(a)『郵便番号簿』
→郵便区の掲載あり。当館所蔵は2014年と1968年のみ。
→県内図書館の所蔵を確認→茨城町立図書館に1997年と2004年所蔵あり
(b)公務員の陸路旅費計算が郵便局を起点として計算されていた
→県内の旅費起点コード,旅費計算に関する資料を探す
→茨城県立歴史館に1990年代の行政刊行物あり
→歴史館・行政資料課に資料を確認してもらう→町字から郵便局区を確認できるとのこと
(c)郵便と地図でWEB検索
・リサーチ・ナビー通信地図(郵便地図)
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-575.php
【最終確認日:2020/03/05】
→今回は紹介せず
(d)「郵便番号」で当館OPACを検索
『全国県別粁程図集』(昭立社 1970)
郵便番号図の掲載あり。→1970年発行のため紹介せず。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000291167