レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/7/15
- 登録日時
- 2014/08/21 00:30
- 更新日時
- 2014/08/21 00:30
- 管理番号
- C140702163444
- 質問
-
解決
「日本人の生活満足度」の推移について分かる資料を紹介してほしい(特にGDPの推移が一緒に掲載されているもの)。
- 回答
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「日本人の生活満足度」の推移がわかる資料として、以下の資料及びインターネット情報を紹介します。
また、これらのうち資料(2)及び(8)~(10)には、「日本人の生活満足度」がGDPの推移と一緒に掲載されています。
【】内は当館請求記号です。インターネットの最終アクセス日は2014年7月10日です。
(1)国民生活審議会国民生活選好度調査小委員会編. 国民生活選好度調査.第3回. 大蔵省印刷局, 1980.3 【EF11-119】
p.136に「表Ⅵ-1 満足度の時系列比較(1)」が掲載されています。生活全般に関して、「満足」、「まあ満足」、「どちらともいえない」、「どちらかといえば不満」、「不満」、「わからない」、「非該当」の割合が記載されています。データは、昭和47(1972)年度~昭和53(1978)年度までの 3年おきのデータです。
(2)国民生活選好度調査.平成20年度. 新情報センター, [2009] 【EF11-J87】
平成20年度版のp.10に「第1-2図 生活全般に満足している人の割合は増加」が掲載されています。生活全般に関して、「満足」、「まあ満足」、「どちらともいえない」、「どちらかといえば不満」、「不満」、「わからない・無回答」の割合が、時系列で図示されています。データは、1978年から 2008年まで3年おきです。
また、p.9に「生活満足度及び一人当たり実質GDPの推移(1981年~2008年)」のグラフが掲載されています。
国民生活選好度調査の平成20年度版は、内閣府のホームページ(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h20/20senkou_02.pdf)で全文公開されています。
(3)国民生活選好度調査. 内閣府政策統括官(経済社会システム担当), 平成21年度 【Z41-4842】
平成21年度版のp.23に、生活全般の満足度に関する質問があり、「満足」、「まあ満足」、「どちらともいえない」、「どちらかといえば不満」、「不満」の割合が記載されています。
国民生活選好度調査の平成21年度版は、内閣府のホームページ(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/h21/21senkou_03.pdf)で全文公開されています。
なお、平成22年度版、平成23年度版も確認しましたが、生活満足度に関するアンケート項目は見当たりませんでした。
(4)国民生活に関する世論調査. 昭和61年5月調査. 内閣総理大臣官房広報室, [1986] 【EF11-324】
p.12に「図10 生活に対する満足度(時系列)」が掲載されています。生活に対する「満足」と「不満」の割合が時系列で図示されています。昭和33年 から昭和61年までの各年データです。p.13には「表1 生活に関する満足度」が掲載されています。「満足」、「十分満足」、「一応満足」、「不満」、「まだまだ不満」、「きわめて不満」、「わからない」の項目ごとに割合が記載されています。
(5)国民生活に関する世論調査. 平成25年6月調査. 内閣府大臣官房政府広報室, [2013]【EF11-L49】
p.11に「図4 現在の生活に対する満足度(時系列)」が掲載されています。生活に対する「満足」と「不満」の割合が時系列で図示されています。昭和38年 から平成25年までの各年データです。p.13に「表2-2 現在の生活に関する満足度(時系列)」、p.14に「[参考1] 現在の生活に対する満足度」「[参考2]現在の生活に関する満足度」が掲載されています。「満足」、「十分満足」、「一応満足」、「不満」、「まだまだ不満」、「きわめて不満」、「わからない」などの項目ごとに割合が記載されています。
なお、国民生活に関する世論調査の平成25年6月調査は、内閣府のホームページ(http://www8.cao.go.jp/survey/h25/h25-life/2-1.html)で公開されています。
(6)日本人の価値観変化:サステイナブルな成熟社会へ:「世界価値観調査」(第1回~第5回)国内結果より. 電通総研, 2005.12【EC225-H185】
世界価値観調査(World Value Survey)の第1回から第5回までの国内結果をまとめた資料です。「第1章 生活に関する価値観 1.生活の満足感と重要なもの ②現在の生活満足度」(p.3)に、生活満足度の十段階評価が掲載されています。データは、1981年の数値と、1990年から2005年まで5年ごとの数値が示されています。
なお、2010年の第5回のデータは、World Value Surveyの「Online Data Analysis」のページ(http://www.worldvaluessurvey.org/WVSOnline.jsp)から入手できるようです。
(7) World Database of Happiness>「Overview of Happiness Surveys using Measure type: 121C / 4-step verbal LifeSatisfaction」
(http://worlddatabaseofhappiness.eur.nl/hap_nat/nat_fp.php? qt=5)
日本の生活満足度の推移が、1958年から2013年までわかります。データの出典は、国民生活に関する世論調査等です。
(8)枝廣淳子,草郷孝好,平山修一著. GNH (国民総幸福) :みんなでつくる幸せ社会へ .海象社, 2011.12. 【GB571-J298】
「第2章 ブータンの持続可能なGNH(国民総幸福)1.高まる幸福への関心」の「経済成長はどこまで生活満足度を高めたか?」(pp.34-36)中の p.35に、日本の調査結果として、「図10 一人当たり実質GDPと生活満足度の推移(1978年から2005年まで)」が掲載されています。生活全般に「満足・まあ満足」と 回答した割合と一人当たり実質GDPの推移が図示されています。
出典は、内閣府の「国民生活選好度調査」の各年です。
(9)キャロル・グラハム著; 多田洋介訳. 幸福の経済学:人々を豊かにするものは何か . 日本経済新聞出版社, 2013.2. 【DA1-L19】
「訳者解説 3.日本とのかかわり (1)時系列で見た所得と幸福度の関係」(pp.209~213)のp.211に「図1 一人当たりGDPと生活満足度」が掲載されています。一人当たり実質GDP、一人当たり名目GDP及び生活満足度について、1960年~2010年までの 推移が図示されています。
出所は、GDPに関しては、内閣府「国民経済計算」、人口については、総務省「人口推計」、生活満足度については、World database of Happinessです。
(10)ブルーノ・S・フライ 著 ; 白石小百合 訳. 幸福度をはかる経済学. NTT出版, 2012.9【DA1-J388】
「第3章 所得は幸福にどのような影響を与えるか 3.2 時系列データでみた所得と幸福度との関係」(pp.52-54)で、イースタリン・パラドックス(幸福のパラドックス)に関して説明しており、p.53に「図3-1 生活満足度と一人当たり所得の推移(日本、1958-1991年)」が掲載されています。一人当たり実質GDPと生活満足度の推移が図示されています。
出典には、「Frey and Stuzter 2002b データはペン・ワールド・テーブル(Penn World Tables)と世界幸福度データベース(World Database of Happiness)を用いている」と記載されています。なお、上記「Frey and Stutzer 2002b」は、巻末の「参考文献」p.257によれば「What can Economist Learn from Happiness Research? Journal of Economic Literature 40,no.2 402-435」です。
(調査済資料およびインターネット)
・ 日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター 編. 日本版general social surveys基礎集計表・コードブックJGSS累積データ2000-2010. 日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター, 2012.3 【EC39-J65】
pp.282-283に、生活満足度(居住地域、余暇利用、家庭生活、家計状況、友人関係、健康状態)のデータが、2000年から2010年まで各年で記載されています。ただし、「生活満足度(全般)」はp.284に記載されていますが、2006年のデータのみです。
・ 日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター 編. 日本版general social surveys基礎集計表・コードブックJGSS-2012. 日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター, 2013.3. 【EC39-L3】
・日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター, 京都大学大学院教育学研究科教育社会学講座 編. 日本版general social surveys基礎集計表・コードブックJGSS-2013 LCS wave 2:科学研究費補助金・基盤研究B「失われた10年」以後の教育機会とライフコースに関するパネル調査研究. 日本版総合的社会調査共同研究拠点大阪商業大学JGSS研究センター, 2014.3. 【EC39-L46】
・OECD編著; 徳永優子, 来田誠一郎, 西村美由起, 矢倉美登里訳. OECD幸福度白書: より良い暮らし指標:生活向上と社会進歩の国際比較 . 明石書店, 2012.12. 【EC37-L1】
・How's life? 2013 :measuring well-being.OECD, [2013] 【DE64-B5763】
・OECD Better Life Index http://www.oecdbetterlifeindex.org/#11111111111
「Download the index data」から、日本の「Life Satisfaction」のデータを見ることができます。
・鄭躍軍 SB3-1 主観的幸福度の計測指標の考案 : 東アジア価値観調査データから得たエビデンス(特別セッション アジア・太平洋 価値観国際比較一文化多様体解析-II) 日本行動計量学会大会発表論文抄録集 41:2013.9.3-6, pp.154-155【Z43-2154】
「東アジア価値観国際比較調査」「アジア・太平洋価値観国際比較調査」のデータをもとに、「図3 生活満足度(満足)の変化」で、日本の生活満足度に関するデータについて、2002年、2004年、2010年分を図示しています。
・鄭躍軍 主観的幸福度の国際比較: 調査データからみた東アジアの実態(特別セッション アジア・太平洋価値観国際比較-文化多様体解析(1)) 日本行動計量学会大会発表論文抄録集 40:2012.9.3-16 pp.377-380 【Z43-2154】
・猪口孝編著. アジアの情報分析大事典:幸福・信頼・医療・政治・国際関係・統計. 西村書店東京出版編集部, 2013.9. 【EC245-L5】
・猪口孝編著. アジア・バロメーター東アジアと東南アジアの価値観: アジア世論調査(2006・2007)の分析と資料. 慈学社出版, 2011.2 【EC42-J4】
・岩井紀子, 上田光明 編. データで見る東アジアの文化と価値観:東アジア社会調査による日韓中台の比較2. ナカニシヤ出版, 2011.3 【EC211-J235】
・猪口孝編著. アジア・バロメーター南アジアと中央アジアの価値観: アジア世論調査(2005)の分析と資料. 明石書店, 2009.2 【EC42-J1】
・猪口孝, 田中明彦, 園田茂人, ティムール・ダダバエフ 編著. アジア・バロメーター躍動するアジアの価値観 : アジア世論調査(2004)の分析と資料 . 明石書店, 2007.8 【EC42-H2】
・猪口孝, ミゲル・バサネズ, 田中明彦, ティムール・ダダバエフ 編著. アジア・バロメーター都市部の価値観と生活スタイル: アジア世論調査(2003)の分析と資料 . 明石書店, 2005.7 【EC42-H1】
・吉野諒三編. 東アジア価値観国際比較調査: 2004年日本A調査報告書. 統計数理研究所, 2005.3 【EC225-H133】
・吉野諒三編. 東アジア価値観国際比較調査: 2004年日本B調査報告書. 統計数理研究所, 2005.3 【EC225-H134】
・国民生活選好度調査. 内閣府政策統括官(経済社会システム担当), 平成22年度、平成23年度 【Z41-4842】
・電通電通総研, 日本リサーチセンター編. 世界主要国価値観データブック. 同友館, 2008.9.【EC225-J49】
・太田聰一「幸福度指数を考える」(『幸福 = HAPPINESS』ミネルヴァ書房, 2014.3 , pp.45~57 【DA1-L96】)
・小塩隆士著. 「幸せ」の決まり方:.主観的厚生の経済学. 日本経済新聞出版社, 2014.3 【DA1-L99】
・前野隆司著. 幸せのメカニズム:実践・幸福学入門 . 講談社, 2013.12 【H91-L18】
・橘木俊詔著. 「幸せ」の経済学. 岩波書店, 2013.6 【DA1-L54】
・友原章典著. 幸福の経済学. 創成社, 2013.4 【DA1-L36】
・大橋照枝著. 幸せの尺度:「サステナブル日本3.0」をめざして. 麗澤大学出版会, 2011.8 【EG281-J675】
・福島清彦著. 国富論から幸福論へ: GDP成長を超えて暮らしの質を高める時代 . 税務経理協会, 2011.5.【DD1-J18】
・デレック・ボック著; 土屋直樹, 茶野努, 宮川修子 訳. 幸福の研究 : ハーバード元学長が教える幸福な社会 東洋経済新報社, 2011.10 【EA1-J92】
・Bruno S. Frey and Alois Stutzer. Recent developments in the economics of happiness. Edward Elgar Publishing Limited, [2013] 【DA3-B55】
・Carol Graham. The pursuit of happiness : an economy of well-being / Brookings Institution Press, [2011]【DA1-B424】
・大竹文雄, 白石小百合, 筒井義郎編著. 日本の幸福度: 格差・労働・家族. 日本評論社, 2010.7 【DC55-J396】
・桑原進.OECDにおける幸福度研究の経緯と日本のかかわり. 計画行政 37(2)=119:2014.5 pp.5-10 【Z2-640】
・伊藤正憲. 幸福のパラドックスについてのノート. 現代社会研究. 16:2013.12. pp.119-130 【Z71-G712】
・戸田淳仁. 満足度(質的データ). 日本労働研究雑誌. 55(4)=633:2013.4. pp.58-61 【Z6-175】
労働政策研究・研修機構のホームページで全文公開。
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2013/04/pdf/058-061.pdf
・岡崎理香. 幸福を知る:成熟した日本社会のための指標. GNH国民総幸福度研究 = The journal of Gross National Happiness studies 1:2013. pp.63-87 【Z72-F284】
・ 大橋照枝. 持続可能な社会厚生指標を求めて--GDPの問題点とGDPを補完・修正する指標をレビューする. Reitaku international journal of economic studies. 19(1) 2011.3. pp.29~51 【Z3-3270】
・内閣官房 国家戦略室の「幸福度に関する研究会報告 幸福度指標試案」(平成23年12月5日 幸福度に関する研究会)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/policy09/pdf/20120224/sankou2.pdf
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『国民生活白書』『国民生活に関する世論調査』
「生活意識に関するアンケート調査」(日銀HP)
- NDC
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- 生活.消費者問題 (365 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 日本人の生活満足度 GDP
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000158606