レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年04月08日
- 登録日時
- 2011/06/10 15:56
- 更新日時
- 2012/04/02 14:26
- 管理番号
- 中央-1-00177
- 質問
-
解決
1票の格差問題の背景およびその改善についての参考書を紹介してほしい。また、最近出た最高裁の判決文の資料はないか。
- 回答
-
1.1票の格差問題の背景およびその改善についての参考書
1票の格差問題については、下記の資料に記述があった(簡易な記述のものも含む)。
【図書】
・『1票の価値 議員定数と国民の権利』 越山康(ほか)著 教育社 1985
議員定数の配分について問題点を解説。定数是正訴訟についても記述あり。
・『参政権の研究』 憲法理論研究会編 有斐閣 1987
p231-255「定数不均衡訴訟の系譜」、p257-280「議員定数不均衡の是正目標値と違憲判断の基準値」
・『参議院制度論 その選挙制度、定数格差問題、そして参議院無用論について』 真鍋一著 東京図書出版会 2004
p143-167「参議院議員の定数格差」
・『最高裁を信じて四十年』 三見優一著 悠飛社 2000
定数是正訴訟を起こした人の記録。
・『ここがヘンだよ日本の選挙』 小沢隆一(ほか)著 学習の友社 2007
p28に「一票の格差」について簡単な記述あり。
・『図解選挙制度のしくみ 必ずわかる』 選挙制度研究委員会編著 ナツメ社 1999
p122-123「定数是正」についての記述あり。
・『日本国憲法解釈の再検討』 高見勝利(ほか)編 有斐閣 2004
p265-283「選挙制度の合憲性」
・『判例ライン憲法』 大沢秀介編著 成文堂 2011
p178-179「衆議院議員定数不均衡事件」(最大判平成11年11月10日)
p180-181「参議院議員定数不均衡事件」(最大判平成18年10月4日)
・『憲法判例』 戸松秀典編著 有斐閣 2010
p100-120「選挙権の平等」で、衆議院・参議院・地方議会の議員定数不均衡訴訟の判例を掲載。
【雑誌】
・「一票の格差、違憲ラインは二倍時代に」 桐山桂一 『世界 2010年5月号』 p33-36
・「不平等選挙権是正のための訴訟を」 福田博 『中央公論 2006年4月号』 p320-331
・「選挙権の平等と立法裁量」 植野妙実子 『法学セミナー 2000年8月号』 p92-96
2.最近出た最高裁の判決文の資料
1票の格差に関する最新の判例は、下記で確認することができる。書籍・雑誌では掲載されているものはなかった。
・裁判所ウェブサイト(http://www.courts.go.jp/)
「裁判例情報」→「最高裁判所判例集」→「最近の最高裁判例一覧表示」で表示される、「選挙無効請求事件」(最大判平成23年3月23日)が該当の判例であると思われる。 全文をPDFファイルで閲覧できる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 議会 (314)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
-
- 1票の格差
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000087258