レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/05/01
- 登録日時
- 2008/02/29 02:10
- 更新日時
- 2011/12/04 21:08
- 管理番号
- 市川20070501-07
- 質問
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解決
江東区白河にある「紀長伸銅所」の赤レンガ工場が設立された正確な年(多分明治のころ)を知りたい。また、屋根は当時のままだったのか、戦災等でふきかえているか。なお、現在、赤レンガ工場は取り壊して存在しない。工場があったころ、紀長伸銅所に問い合わせしたが、古くからの事情を知る者はいないのでわからないとのことだった。
- 回答
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『東京建築懐古録Ⅲ』(読売新聞社 1991)に「33.紀長伸銅所赤レンガ工場」が掲載されているが、同書によると「赤レンガ工場が設立されたのは、明治43年…」「紀伊国屋三谷本店の深川工場として建てられた…」との記載あり。
インターネットで調査したところ、千代田区立四番町歴史民俗資料館(http://rekimin.city.chiyoda.tokyo.jp/)で平成16年に特別展『神田伸銅物語―紀伊国屋三谷家とその時代―』を開催、報告書をつくっていることがわかった。同館に問い合わせ、調査を担当した方にうかがったところ、「調査したが、設立は明治30年代後半と思われるが、年は特定できなかった。明治34年といわれている説があるが、根拠がわからない。」とのこと。明治39年以前であることは確からしい。そのため、正確な年は特定できず。
また、『東京建築懐古録Ⅲ』によると、「昭和二十年三月の東京大空襲で…(中略)赤レンガ工場の屋根も焼け落ちてしまう」とあるので、屋根はいったん焼け落ちたものと思われるが、正確な情報かどうかは不明。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 西洋の建築.その他の様式の建築 (523)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000042132