レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年6月20日
- 登録日時
- 2013/06/20 15:45
- 更新日時
- 2014/05/20 18:25
- 管理番号
- 島根郷2013-06-001
- 質問
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解決
松陽新報の松井柏軒が戦前に宍道湖七珍についての連載をしたらしい。記事がみたい
- 回答
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当館所蔵資料より、以下の資料を紹介し回答
「松陽新報」昭和5年3月30日~5月1日に「宍道湖の十景八珍」と題した全17回の連載あり。ただし、第4回目(4月5日)から「宍道湖の十景七珍」と表題が変更されている。
十景には「天守閣の晴風」「天神の細雨」「嫁ヶ島の残照」「埋立地の月」「大橋の夜景」「灘町浦の四手網」「秋鹿の大山」「玉造浦の燈火」「蝦取の漁火」「湖上の舟」「南山の雪」
八珍には「鰻」「鯉」「公魚」「白魚」「蜆」「蝦」「鱚」「鱸」(七珍となってから「鱚」が削除されている)
連載日は、3月30日、4月1日、2日、3日、5日、6日、8日、9日、10日、13日、16日、19日、23日、25日、26日、29日、5月1日
- 回答プロセス
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『松江食べ物語(秋冬)』 p132-133 発案者は島根新聞社の編集長だった松井柏軒だという、とあり。
『百石の酒』 p63-64に『新聞に見る山陰の世相』を引用。松井柏軒が随筆に書いた、とあり
『新聞で見る 山陰の世相』 p271-272 大正10年着任、7年間在籍。「『宍道湖七珍』などは氏の提唱によるものである」とあり。具体的には記載なし。
これらの資料には年月日がはっきり書かれていない。
『島根県歴史人物事典』p516「松井柏軒」の項に昭和5年に「宍道湖十景八珍」(のちに「十景七珍」)を13回連載した、とあり。
インターネットで検索したところ、Wikipediaの「宍道湖七珍」の項目に「水産談義 古今東西-宍道湖七珍」(馬場幸男 『日本水産学会誌』72-3、2006年)が参考文献としてあがっていた。実際に本文を確認するが、これも「昭和5年」としか出ていなかった。
とりあえず、質問者にはここまでの調査過程を回答し、一時調査を休止する。
後日、偶然に該当記事の複写を見つける。そこから月日が判明したので新聞を直接調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 8版)
- 参考資料
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- 松陽新報 昭和3年3月~5月 (マイクロフィルム)
- キーワード
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- 宍道湖七珍
- 松井広吉
- 宍道湖十景八珍
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000132875