1 小学校
小学校学習指導要領 第2各教科 第1節国語に別表「学年別漢字配当表」がある。
1年・・80字、2年・・160字、3年・・200字、4年・・200字、5年・・185字、6年・・181字
〔文部科学省の小学校学習指導要領 国語 別表「学年別漢字配当表」〕〔最終確認:2010年2月10日〕
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b/990301d.htm2 中学校
中学校学習指導要領 第2章 各教科 第1節国語に、次のような記述がある。
〔第1学年〕
小学校学習指導要領第2章第1節国語の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)に示されている漢字に加え,
その他の常用漢字のうち250字程度から300字程度までの漢字を読むこと。
〔第2学年及び第3学年〕
(第2学年) 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち 300字程度から 350字程度までの漢字を読むこと。
(第3学年) 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。
(第2学年) 学年別漢字配当表の漢字のうち 950字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
(第3学年) 学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。
〔文部科学省の中学校学習指導要領 国語〕〔最終確認:2010年2月10日〕
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301/03122602/002.htm3 高等学校
高等学校学習指導要領 第2章普通教育に関する各教科 第1節国語に、次のような記述がある。
第1 国語表現Ⅰ
指導に当たっては,常用漢字の読みに慣れ,主な常用漢字が書けるようにするよう留意する。
第3 国語総合
常用漢字の読みに慣れ,主な常用漢字が書けるようになること。
〔文部科学省の高等学校学習指導要領 国語〕〔最終確認:2010年2月10日〕
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301/03122603/002.htm上記のようなことから、常用漢字表が収録されている次の資料を紹介した。
『新しい国語表記ハンドブック 第5版』(三省堂編修所/編 三省堂 2005年)
〔当館請求記号:8110 S1 1-2〕
常用漢字表:5~99頁
学年別漢字配当表:135~139頁
また、『楽しい漢字教室 続(上級・中級編)』(石井勲/著 ぎょうせい 2002年)
のはしがきに、『楽しい漢字教室』(石井勲/〔著〕 ぎょうせい 1990年)が小学校で学習する漢字を対象にし、
その続編である本書が、中・高校で学習する漢字を対象とし、2冊そろって一組の常用漢字字典となるとの
記述があったので、それぞれ紹介した。
・『楽しい漢字教室』(石井勲/〔著〕 ぎょうせい 1990年)
〔当館請求記号:813 I1〕
・『楽しい漢字教室 続(上級・中級編)』(石井勲/著 ぎょうせい 2002年)
〔当館請求記号:8132 I4〕
4 大学
大学で学習する漢字というものがあるのかわからなかったが、例えば日本漢字能力検定協会の
漢検1級のレベルは、大学・一般で対象漢字数が約6000字、準1級のレベルは、同じく大学・一般で対象漢字数が
約3000字となっていた。
〔財団法人日本漢字能力検定協会各級の程度と出題内容〕〔最終確認:2010年2月10日〕
http://www.kanken.or.jp/frame/f02.html 当館に漢字検定の参考書や問題集の所蔵がないため、どの漢字が対象なのかはわからなかった。
なお、レファレンス協同データベースのレファレンス事例で鏡野町図書館登録の「中学校で学習する漢字は何字あるか。また、
その一覧があれば見たい。」(管理番号:M09102316434450)によれば、『中学校学習漢字939字がすべて読める漢字童話』
(井上憲雄/文・絵 本の泉社 2009年)の巻末に、その一覧が掲載されているとのことだが、当館は未所蔵であった。