レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/10/24
- 登録日時
- 2021/11/27 00:30
- 更新日時
- 2021/11/27 00:30
- 管理番号
- 6001052689
- 質問
-
解決
1920年(大正9年)12月の朝鮮の最高・最低気温がわかる資料を紹介してほしい。できれば同じ頃の平均的な気温を示している資料も合わせて見たい。
- 回答
-
最高・最低気温がわかる資料は以下のとおりです。
・『気象要覧 大正九年十二月(253号)』(中央気象台)
日本の気象について月毎に報告している要覧ですが、当時日本の統治下であった朝鮮の気象情報も記録されています。
p.263-266「全國氣象摘要表」
朝鮮半島の観測地はp.266にあり、「氣溫」には平均、平年との差、最低・最高気温とそれを記録した日付が掲載されています。
掲載されている観測地は以下のとおりです。
釜山、大邱、木浦、全州、仁川、京城、平壌、江陵、元山、城津、雄基、中江鎮、楚山、龍巌浦
同じ頃の平均的な気温を示している資料は以下のとおりです。
・「朝鮮の災害」『調査資料』(第24輯)(朝鮮總督府 1928)
こちらの資料は、国立国会図書館でデジタル化されており、WEB上で公開されています。(2021/10/24現在)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1147540/12
「第一章 災害と氣象」の中に観測所ごとの各月の最高・最低気温の平均を掲載している箇所がありました。
p.11(12コマ)「氣溫の月中及び年中最高の平均」
p.12(13コマ)「氣溫の月中及び年中最低の平均」
掲載されている観測地は以下のとおりです。
龍巌浦、平壌、木浦、仁川、中江鎮、京城、全州、元山、大邱、江陵、釜山、城津、雄基
掲載されている表については、p.17(15コマ)の備考に「氣候表は中央氣象臺竝に各地測候所に於ける累年の觀測成績に據り、中央氣象臺に於て調製したものである。」とあります。
[事例作成日:2021年10月24日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 10版)
- 参考資料
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- 気象要覧 中央気象台 中央気象台 253 (266)
- 調査資料 朝鮮總督府庶務部調査課 朝鮮總督府 24 (11,12,17)
- https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1147540 (「朝鮮の災害」『調査資料』(第24輯)(朝鮮總督府 1928)(国立国会図書館デジタル化資料)(2021/10/24現在))
- キーワード
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- 朝鮮(チョウセン)
- 気温(キオン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000308091