レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月11日
- 登録日時
- 2017/06/28 13:40
- 更新日時
- 2022/03/24 17:35
- 管理番号
- ひがひろー00002
- 質問
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解決
戦時中、板城小学校の裏に探照灯台があったらしい。裏づけとなる資料はないか(大迫山に、探照灯台跡の表示がある)。
- 回答
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1、「創立百三十周年記念誌」(板城小学校130周年記念誌) p200~201
板城探照灯台跡 第二次世界大戦で敵の飛行機を大迫山からの投影でよって見つけ出す板城地区唯一の軍の施設であった。軍機密のため詳しい資料がない。広島原爆投下の8月6日に「8時17分、広島上空にて変針と思われるころ、落下傘3個投下、7倍積鏡の1分割位に変針中のB29、見えたる瞬間強烈なる閃光に驚けり」と報告している。
2、呉海軍警備隊戦時日誌(国立公文書館のHP→アジア歴史資料センターで閲覧、複写可能)
①昭和16年11月20日~昭和17年5月31日の(4)
昭和17年2月1日~3月26日 P7
(5)調査中の聴音照射所豫定地左ノ通
上蒲刈島、中島、板城村....の記述あり
呉海軍警備隊戦時日誌(国立公文書館のHP→アジア歴史資料センターで閲覧、複写可能)
①昭和17年6月1日~昭和17年11月30日の(3)
昭和17年8月1日~8月31日 P24
工事施工内報済
板城村 廣島縣賀茂郡板城村
假 ヱ式空中 測装置下百五十
- 回答プロセス
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板城に関係する資料を探したが、記述なし。
軍の施設からアプローチしようとしたが資料の所蔵なし。インターネットで呉海軍の日誌が公開されていたので、軍の施設を探した。
- 事前調査事項
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利用者より、板西小学校の記念誌にあったと思うとの情報あり。
- NDC
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- 中国地方 (217)
- 幼児.初等.中等教育 (376)
- 参考資料
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- 創立百三十周年記念誌(板城小学校130周年記念誌) (板城小学校所蔵)
- 東広島市の戦争遺構
- キーワード
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- 戦争遺構
- 戦争
- 戦争遺跡
- 照会先
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- 板城小学校
- 寄与者
- 備考
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この質問の結果をうけて、「『東広島の戦争遺構』東広島市総務部総務課/発行 2017年3月 A217ヒガ(リーフレット)」が作成された。
「東広島市の戦争遺構」には、市内9か所の遺構および、市と原爆とのかかわりがまとめられている。
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000218007