レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150430
- 登録日時
- 2018/11/17 00:30
- 更新日時
- 2018/11/17 00:30
- 管理番号
- 1002332
- 質問
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解決
琉球王府での戸籍制度について知りたい。
- 回答
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①
『沖縄近代法の形成と展開』(田里/修?編、森/謙二?編、榕樹書林、2013.2)
p327-382 「近代沖縄における戸籍法の施行 金城善」で、p332-335 「二 薩摩支配下での戸籍制度」の項目で、p332 「最初の戸籍法が施行された明治五(一八七二)年の二月一日のころは、まだ沖縄県は設置されてなく、鹿児島県の管轄下にあったが、中山王尚泰が治める琉球王国の時代であった。…「宗門改、五人組、人数調査、札改、移住禁止、系図、生子証文、及び或部落の生子帳等」をその統治の形式的部分と称するものとして列挙している。それぞれは「別個の制度のようでもあるが、根本に於て、相通じ、相因果して、戸籍の原型としての形式と効力を具備するようになるのである。それでも現在のような家を中心とした詳細な戸籍は最後まで出現しなかった。」という。」の記述がある。
②
『琉球・アジアの民俗と歴史』([比嘉政夫退官]記念論集刊行会 編、榕樹書林、2002.7)
p465-492 「近世琉球における戸籍制度の一端 ―宗門手札改と『人数改帳』、そして人別改と『頭数帳』について― 金城善」で、p471 「表2 琉球における宗門手札改」がある。(1636~1866年)
p472-477 「三 「人数改帳」」の項目がある。(1828年)
p478-481 「四 琉球藩と人別改の実施」の項目がある。
p481-488 「五 『頭数帳』」の項目がある。
p489 「本稿は、近世琉球における戸籍制度の始まりを、薩摩藩がその支配下において寛永一二年から実施した宗門手札改及び毎年の切支丹宗門改に遡ると考え、薩摩藩における宗門手札改の実施回数を基に琉球における実施回数を確認した。そして、その宗門手札改で作成された「宗門手札」及び「人数改帳」の内容を現存する『本琉球内久米仲里間切人数改帳』で確認した。」の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3)
- 参考資料
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- 沖縄近代法の形成と展開 田里 修/編 榕樹書林 2013.2 , ISBN 4-89805-166-5 (p327-382)
- 琉球・アジアの民俗と歴史 [比嘉政夫退官]記念論集刊行会/編 榕樹書林 2002.7 , ISBN 4-947667-81-8 (p465-492)
- キーワード
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- 戸籍制度
- 琉球王府
- 宗門手札改
- 人数改帳
- 頭数帳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000245949