レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/02/08
- 登録日時
- 2015/11/29 00:30
- 更新日時
- 2015/12/01 18:40
- 管理番号
- 0000001252
- 質問
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解決
「能登八景」「穴水八景」「輪島八景」を調べたい。
- 回答
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・『加能郷土辞彙 改訂増補』701pに「ノトハッケイ 能登八景 元禄十二年の俳書能登釜に能登八景として載せられているのは、島山・松百・鉢ヶ崎・涌浦・饒石川・古城・女夫島・薄着崎屏風崎である。薄着崎とあるのは藻崎(石崎屏風)、屏風崎は須曾屏風風のことであらう。」の記載がありました。
981pには「ワジマハッケイ 輪島八景 鳳至郡輪島附近の景勝を数へたもので、七島春帆・袖浜落雁・伊呂波橋青嵐・二瀬川秋月・霊泉時晩鐘・鵠巣暮雪の外・或は鳳来山早桜・輪島崎帰帆を選び、或は重蔵神社夜雨・瓦田杜鵲ともする。」とありました。「穴水八景」は見つかりませんでした。
・「日本における八景の分布について」に「表-1 八景の全国分布(1999年1月23日現在)」という表があり、全国の八景が紹介されています。石川の八景を確認すると「穴水八景」はありませんでしたが、穴水町に「中居八景」があることがわかります。
・『石川県鳳至郡誌』1300pに「中居八景 中居の八景とは橋梶夕景・大瀧晩鐘・北村晴嵐・南村帰帆・比良落雁・瑞鳳秋月・川尻夜雨・奥津暮雪をいふ。 〔能登名跡志〕此の邊の八景を四季の発句にせよとありて、橋梶の夕景『鍬洗ふ春日立ち添ふ橋の面。』大瀧の晩鐘『春雨や夢の夜長し暮の鐘。』北村の晴嵐『一嵐晴残してや蝉の声。』南村の帰帆『涼みがてら岸に舟待つ漁夫の妻。』比良の落雁『朝な夕な馴れて門田に落つる雁。』瑞鳳の秋月『我影の雲とさはるや海の月。』川尻の夜雨『色々のうきを時雨るる旅寝かな。』奥津の暮雪『白木綿や自ずからなる雪の森。』」の記述がありました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (29 9版)
- 参考資料
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- 1 加能郷土辞彙 改訂増補 日置 謙∥編 北国新聞社 1979.6 K030/1 701p,981p
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2 石川県鳳至郡誌 鳳至郡役所∥編 臨川書店 1985.11 K213/26 1300p
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000184715