レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/22
- 登録日時
- 2015/11/29 00:30
- 更新日時
- 2015/12/01 18:45
- 管理番号
- 0000001242
- 質問
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解決
九谷焼がはじめて茶会で使われたのはいつか?
江戸時代頃からの茶会記を網羅したような資料から知りたい。
- 回答
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『茶会記の研究』は、300点近くの茶会記を研究した資料です。著者の緒言によれば、江戸時代末期までの茶会記で存在が確認されたのは300点近くであるとのことなので、茶会記を網羅的に研究した資料と言えます。この資料によれば、九谷焼が「九谷焼」という名で最初に登場したのが、貞享3(1686)年10月2日に神谷兵庫が亭主で催された茶会で使用された水指です。また、「加賀大正寺焼」の名では、貞享1(1684)年4月26日に品宮(大炊中将亭主)が亭主で催された茶会で香合が使用されたのが、最初とされています。
また、『華麗なる再興九谷』所収の「茶会記にみる九谷焼」にも、どの茶会記に九谷焼が見られるか書かれており、貞享3年の使用についても触れられています。ただし、初出がいつというような記述はありません。
なお、茶会記を網羅的に集めてまとめたような資料は見つかりませんでした。
『茶道古美術蔵帳集成 上巻』、『加賀前田家表御納戸御道具目録帳』は、22種類の蔵帳を集め、まとめたもので、それぞれの蔵に所蔵されていたものが分かる資料となっておりますが、その道具をいつどの茶会で使用したかということは分かりません。また、索引がありませんので、九谷焼を探すことはできませんでした。
- 回答プロセス
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国会サーチで「茶会 九谷」で検索
- 事前調査事項
- NDC
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- 工芸 (75 9版)
- 参考資料
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- 1 華麗なる再興九谷 淡交社 2006.2 K751/1036 p31-36
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2 茶会記の研究 谷/晃?著 淡交社 2001.7 791.2/10026 p304,316 -
3 加賀前田家表御納戸御道具目録帳 飯田 瑞穂∥校閲 図書刊行会 1978 791.5/13/2 -
4 茶道古美術蔵帳集成 上巻 小田栄作∥編纂 国書刊行会 1977.5 791.5/13/1
- キーワード
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- 九谷焼
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000184705