レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年9月26日
- 登録日時
- 2015/10/27 16:49
- 更新日時
- 2015/11/10 18:05
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2200
- 質問
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大正から昭和にかけて活躍した政治家で、名演説家としても知られた永井柳太郎の演説で「我が信念をもって彼の信念を動かし、我が生命をもって・・・」という趣旨の言葉があるらしい。出典などが分からないか。
- 回答
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『永井柳太郎』(『永井柳太郎』編纂会,1959年発行)中に、「雄弁家としての永井」という項がある。「永井の雄弁に関する見解と信念は、早稲田大学教授時代から終生一貫してかわらなかったといってよい。永井はその後この多年の経験から後進に対し次ぎのような注意を与えたことをここに挙げておく必要があろう」として6項目が列挙されており、続いて「『然し、其凡てを一貫する不動の原則は、烈々たる信念、卓越せる思想あって発するにあらざれば、如何なる言葉も断じて人を動かすことができぬ。』といった。」という文の後、永井自身のものと思われる以下の文章が引用されている。
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「演説をし、また演説を聴くということは、畢竟するに、魂と魂との接触であって、決して舌端の技巧ではない。吾が信念を以って彼の信念を動かし、吾が生命を以って彼の生命に迫るところに、初めて雄弁がある。明治十五年、板垣退助伯は・・・」(以下略)
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質問の言葉はこれと考えられるが、出典や参考文献は記載されていなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000182974