レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年05月12日
- 登録日時
- 2010/07/21 12:15
- 更新日時
- 2018/02/23 15:54
- 管理番号
- 01009春日
- 質問
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解決
春日市のキャラクター(あすかちゃん、やよいちゃん、かすがくん)がどうやって決められたのか知りたい。
- 回答
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やよいちゃんについては、資料は存在せず、市職員が描いた絵が市の資料等にたまたま使われたことがあり、春日市のキャラクターと見られることもあるが、特に公式のものではないとのこと。
(春日市コミュニティバス「やよい」とも無関係)
以下、市民会議広報(平成2年3月号)より抜粋。
あすかちゃん・春日君は、春日市青少年育成市民会議が平成2年3月に、結成10周年を記念して「弥生のふるさと春日」をイメージした10歳の男の子と女の子をコミカルに描いたマスコットとして誕生。
内部資料として、「マスコット作成の説明」資料添付あり。
以下、追記(2010.7.28)
あすかちゃん、春日くんについては『春日市郷土かるた』(春日市教育委員会/1991年)にかるたが有るので裏面の説明を以下抜粋。
あすかちゃんは、春日市青少年育成市民会議結成10周年記念と「弥生の里 かすが」の郷土づくりを願ってマスコットとして春日くんと共に誕生しました。
名前の由来は、日本文化の夜明けとなった飛鳥時代の「あすか」であり、明日の春日の「あすか」でもあり、古代と未来がしっかりと結びついた春日市の明るい将来性を表しています。
春日くんは、春日市青少年育成市民会議結成10周年を記念し、マスコットとして平成2年5月に誕生しました。
この春日くんは、弥生銀座といわれる春日市が「春日・弥生の里」というイメージを普及させるため、また少年の郷土愛を育むために作成されました。
外形は、弥生人をコミカルにシンボライズしたものです。
- 回答プロセス
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市職員へ問い合わせの結果、あすかちゃん、春日君は市民会議(春日市青少年育成)のキャラクターであると判明。正式な書類等はないものの、市民会議の広報コピーをいただいたので、別紙添付資料にて回答。
やよいちゃんの誕生について制作者である春日市職員に電話で確認。(2010.6)
きっかけは、1988~1989年の竹下内閣ふるさと創生事業の際、新聞広告欄で県内各市町村によるPRが行われた。
当時、企画広報課の担当だった職員(制作者)が春日市をイメージした手描きイラストを描いたのが始まりだった。
(春日市が「弥生銀座」と呼ばれていたことから考え出されたとのこと。)
その後、「春日・弥生の里づくり」プロジェクト(1989年)で、奴国の丘歴史資料公園整備計画におけるPRキャラクターを作ろうという案が出た。
その際、当時の事務局職員から新聞広告のイラストを使いたいとの申し出があり、制作者が内部で使うのならと許可を出した経緯があり、
それから春日市のまちづくりのキャラクターとして使われてきた。
しかし、制作者としては、そもそも春日市の正式なキャラクターとしての認識もなく、そういった記述のある文書や資料等も存在しないので、
誕生から20年近く経過し、やよいちゃんの役目はそろそろ終えたと考えている。
(やよいちゃんは顔だけのイラストであり、胴体が描かれてないので、動きも表現できず、キャラクターとしてはあすかちゃんや春日君の方が発展性があるとのこと。)
余談として、春日市に本店がある和菓子屋「富貴」で当時やよいちゃんが描かれた「奴国伝説」という饅頭が売り出されたこともある。
(現在生産されてはいない。)
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 春日市
- キャラクター
- やよいちゃん
- あすかちゃん
- 春日君
- 照会先
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- 春日市本庁
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000069284