レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20160514
- 登録日時
- 2018/12/04 00:30
- 更新日時
- 2018/12/04 00:30
- 管理番号
- 1002661
- 質問
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解決
「てぃんさぐぬ花」の唄は奄美大島では「カマクラの花」と歌われているそうだが、その歌詞を知りたい。
- 回答
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【回答資料】
①
『奄美島唄集成 池野無風遺稿集』 (西 忠茂 編、道の島社、1983.12)
p32 「訓歌」の項目に、「かむぃくらぬ花や 手ぬ先に染みゅり 親ぬ諭すぃ事や 胸に染むぃろ」の記述がある。
②
『奄美大島民謡大観 改訂増補版』(文 英吉 著、文紀雄、1966.12)
p150 「教訓歌」の項目で、「かまくらぬはなや手ぬさきにそめろ 親ぬゆしごとやむねにそめろ (解) ○カマクラは、鳳仙花 ○ゆしごとは、訓しごと。 鳳仙花の花は手のさきに即ち爪紅として染める。親の教訓は胸に染めよ。聞き流さないで深く心に徹して実行せよの意である。」の記述がある。
③
『大奄美史』(昇 曙夢 著、南方新社、2009.8)
p194 教訓歌の代表例として、「鳳仙(かまくら)ぬ花や手の先に染めろ親の教訓(ゆしぐと)や胸に染めろ」の記述がある。
【参考資料】
①
『[鹿児島県大島郡和泊町]玉城字誌』(鹿児島県大島郡和泊町玉城字 編・刊、2015.3)
p363 「てぃんさぐぬ花」の歌詞の記述がある。
→ 沖永良部島では、「てぃんさぐぬ花」で掲載がある。
②
『与論島の民謡と民俗』(川村 俊英 編著・刊、1984.9)
p663 「てぃさぐぬ花」の歌詞の記述がある。
→ 与論島では、「てぃんさぐぬ花」で掲載がある。
インターネット上の情報(2018.12.01現在)
奄美遺産活用実行委員会による電子資料室 : 電子ミュージアム奄美
【八月踊り唄部集編 昭和58年5月 名瀬勝唄愛好家会】
http://bunkaisan-amami-city.com/user-lib/2015-15.pdf#search=%27%E5%85%AB%E6%9C%88%E8%B8%8A%E3%82%8A%E5%94%84%E9%83%A8%E9%9B%86%E7%B7%A8%27
→ 「第二部共通歌詞 ②教訓歌」に、「二、かまくらぬ花や手ぬ先に染めろ 親ぬ教訓 ゆしぐと や胸に染めろ」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術 (7)
- 参考資料
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- 奄美島唄集成 池野無風遺稿集 西 忠茂/編 道の島社 1983.12 (p32)
- 奄美民謡大観 改訂増補版 文 英吉/著 文紀雄 1966.12 (p150)
- 大奄美史 昇 曙夢/著 南方新社 2009.8 , ISBN 4-86124-166-6 (p194)
- [鹿児島県大島郡和泊町]玉城字誌 鹿児島県大島郡和泊町玉城字/編 鹿児島県大島郡和泊町玉城字 2015.3 (p363)
- 与論島の民謡と民俗 川村 俊英/編著 川村 俊英 1984.9 (p663)
- キーワード
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- てぃんさぐぬ花
- カマクラの花
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000247064