レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/11/27
- 登録日時
- 2011/12/24 02:00
- 更新日時
- 2011/12/24 19:39
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-110095
- 質問
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解決
角田市と丸森町に掘削された「角田上水」という用水路の阿武隈川からの取水は,明治39年(1906)に着工されたが,用水路工事に関する当時の新聞記事を見たい。
- 回答
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資料1『河北新報』[マイクロフィルム]河北新報社
次の記事がありました。ただし,一部旧漢字を現在の漢字に訂正しております。
(1)「角田の用水工事(一)」1906(明治39)年6月11日付 第5面
「今度は品井沼工事の約十分の一だけれども,兎に角大工事として視る価値の有る角田町の用水堀開鑿工事の現状を記者の視た儘に依って紹介する事とする。(中略)先年火災のあった時なども大火と為ったのは則ち水の乏しかったからである。加之ならず常に町家に於て使用する水にも乏しければ飲料水にも不自由を感じて居る。」などの記載がありました。
(2)「角田の用水工事(二)」1906(明治39)年6月12日付 第5面
「角田町付近には大沼を筆頭として大小七個の沼地が在る。いづれも伊具平野に於ける水田の灌漑用として居ったのだが,今工事中なる用水運河さえ竣工すれば,灌漑用の水は阿武隈川の巨流より岐れて来るようになるから従って大小七個の沼は,其必要を認めなくなる。(後略)」などの記載がありました。
(3)「角田用水工事竣成」1907(明治40)年4月2日付 第5面
「伊具郡に於ける角田用水工事は,鶴巻沼及び鱸沼の一部工事未成の外其他全部竣工し,予定の如く通水したる趣にて,工事の成績意外の好果を見たりという。」と記載されていました。
(4)「角田上水疎通式」1907(明治40)年4月16日付 第7面
「(前略)昨年四月に起工し、去月三十日其疎通に成すに至り(中略)町民は右通水に関し驚喜して,殆んど満腔の祝意を表するに其適当の手段を知らざるが如く,小学生徒は旗行列,全町民は提灯行列爆竹に煙火に各戸の装飾にあらん限りの手段を尽して,挙式に対する祝意を表したり。」などの記載がありました。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『角田市史3』p.1324
『高山上水翁銅像再建記』p.14 に記載あり
『河北新報』 明治40年4月17日掲載 角田上水成功の理由
「角田市史3」等に記載があったのですが、その他にも記事はないかということでした。
- NDC
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- 農業工学 (614 9版)
- 参考資料
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- 角田市史 2. 角田市史編さん委員会/編. 角田市, 1986【K215.2/カ2/2】
- 角田市史 3. 角田市史編さん委員会/編. 角田市, 1986【K215.2/カ2/3】
- 角田市史 別巻 2. 角田市史編さん委員会/編. 角田市, 1986【K215.2/カ2/5】
- キーワード
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- 農業用水
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000098920