レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/05/16
- 登録日時
- 2004/06/30 02:10
- 更新日時
- 2023/09/17 12:32
- 管理番号
- tr063
- 質問
-
解決
栃木県庁の建物の歴史を知りたい。
- 回答
-
栃木県は明治6年6月15日に栃木県と宇都宮県の合併に伴い、栃木町(現栃木市)
に設置されました。明治10年頃の建物の写真が『目で見る栃木・小山・下都賀の
100年』 (小森谷昭平[ほか]編集 郷土出版社 2000) に掲載されています。
その後、明治17年に宇都宮の現在の地に移転しています。この時の建物は『目
で見る宇都宮の100年』 (大町雅美/[ほか]編集 郷土出版社 2000)や『写真で
つづる宇都宮百年』 (記念出版編集委員会/編 宇都宮市制100周年記念事業
実行委員会 1996)に写真があり、「時計台のそびえる和洋折衷の近代的な建物で
あった」と紹介されています。この建物は明治21年、火災により焼失し、翌22年に
再建されています。(写真は上記資料に掲載あり。)
昭和11年県庁は再び火災により全焼、13年に佐藤功一設計の県庁が竣工と
なります。
県内建築については、『栃木県の近代化遺産』(栃木県教育委員会/編 2003)を
ご覧になることをお薦めします。サブタイトルは“栃木県近代化遺産(建造物等)
総合調査報告書”で、江戸末期から第二次世界大戦終結時迄に近代的手法で
造られた建造物が網羅されています。(例 山縣有朋別邸、屏風岩石材石蔵等。)
それぞれに参考文献の記載があります。
この資料には昭和13年築の栃木県庁本館の建物について平面図付きで記載が
あります。
また、昭和13年完成の県庁については、次の資料にも記載があります。
『栃木の近代建築』 (松井 任/編著 栃木県建築研究会 1981)
『栃木県庁舎竣工記念』 (栃木県/編 1938)
『栃木県庁舎本館の保存と活用について』 要望書の提出経過と今後の課題
(栃木県建築士会/編 1995)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 栃木県庁
- 近代化遺産
- 建造物
- 佐藤功一
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000004408