レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年01月11日
- 登録日時
- 2016/06/04 17:51
- 更新日時
- 2016/06/05 13:37
- 管理番号
- 相橋-H28-011
- 質問
-
解決
背守りの図柄が載っている本を見たい。
- 回答
-
①と②の資料を貸出された。
- 回答プロセス
-
市内OPACでキーワード“セマモリ”で検索したが、該当する資料は見つからなかった。
オンラインデータベース ジャパンナレッジ Lib(http://japanknowledge.com/library/ 2016/01/11 最終確認)でキーワード“背守り”で検索したところ、次の情報がヒットした。
幼児の着物の背の上部中央につける縫印(ぬいじるし)。幼児の着物は一幅(ひとはば)で背縫いがないため、後ろ身頃(みごろ)の衿(えり)の付け根に、目だつ色糸で大きく縫い目をつけたり、松や鶴(つる)・亀(かめ)などのめでたい模様を縫い付けたものである。背縫いは、縫うことによって着る人の霊魂が込められる、安置されると考えられていたが、それがない着物には縫印をつけて、着る者の霊魂の安定を願い、ひいては魔除(まよ)けの印としての意味をもっていた。現在の紋章の原点の一つといえよう。
[鎌田久子]
"背守り", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (参照 2016-01-11)
amazon(http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E5%92%8C%E6%9B%B8/b?ie=UTF8&node=465392 2016/01/11 最終確認)でキーワード“背守り”で検索し、次の資料を見つけた。
①『知っているとうれしいにほんの縁起もの』 広田千悦子/著 徳間書店 2008 (城山公民館請求記号:387)
p82-83に「背守り」の項がある。イラストで押絵の図柄が6種、刺繍の図柄が7種掲載され、図の意味も載っている。
②『背守り』 LIXIL出版 2014 (藤沢市立図書館請求記号:383.16)
糸印や押絵など各種の背守りの写真のほか、守り袋や迷子札などが多数掲載されている。
レファレンス協同データベース(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 2016/01/11 最終確認)でキーワード“背守り”で検索したところ、複数の事例がヒットした。
事例を確認し、和裁・着物関係の資料にあるようだと分かった。
市内OPACでキーワード“ウブギ”で検索した結果、次の資料が見つかった。
③『服飾文化研究会きもの図録 3』 服飾文化研究会/著 源流社 2007 (自館請求記号:R388.1)
p9、p14、p18に写真はあるが、図柄は載っていない。
④『常識として知っておきたい日本のしきたり 図解版』 廣済堂出版 2007 (自館請求記号:386.1)
和裁に関する棚をブラウジングした結果、次の資料を見つけた。
⑤『和裁』 講談社/編 講談社 1988 (自館請求記号:LI593)
p334に「紐飾り・背紋飾り」の項があり、図が8種掲載されている。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 衣食住の習俗 (383)
- 参考資料
-
- 『知っているとうれしいにほんの縁起もの』 広田千悦子/著 徳間書店 2008
- 『背守り』 LIXIL出版 2014
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000192948