以下の資料を紹介した。
(1)『浦和市史 民俗編』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1980年
p377~387 三、ハレの日の食べ物
p626~637 三、正月行事
p631 正月の料理をオセチ(お節)料理という。オセチ料理には、カズノコ、キントン、魚を芯にした昆布巻き、ゴマメなどがあるが、こういったものはお客さん用で、自分たちが食べるのは、雑煮のつまとして食べるキンピラゴボウくらいである(白幡)というのが実情であった。
(2)『浦和市史調査報告書 第9集』浦和市総務部市史編さん室/編集 浦和市 1979年
p179~188(一)正月の行事
p184~【北原】
p186 <正月の料理>雑煮は角餅で、やつがしらや大根などを入れた。おせち料理としてはかずのこ、こぶまき、豆などがあった。
(3)『さいたまの味』 さいたま市経済局経済部農業政策課 2012年
さいたま市の伝統行事と、行事食のレシピが掲載されている。
(4)『LOVE浦和』浦和市 1988年
p134~137 浦和を代表する味覚
ウナギ料理とクワイ料理が紹介されている。
p138~146 昔なつかし・ふるさとの味
一月[三が日]正月といえば、雑煮とおせち料理。浦和地域のオーソドックスなスタイルといえば、もちのほか、ヤツガシラ、トリ肉、ミツバを入れた、しょうゆ味。
(5)『日本の食生活全集 11 聞き書 埼玉の食事』農山漁村文化協会 1992年
p193~198 V 中山道筋<浦和>の自転車店の暮らしと食
p197 5 藤倉家の年中行事と食べもの
おせちは、暮れのうちに黒豆の煮たのを買い、おでんだねと伊達巻は東京の築地の市場まで買いに行く。おでんは釜にいっぱい煮ておく。こんぶとけずり節のだしで少し薄味に煮ておき、お客さまが見えるたびに、必要なだけ別のなべでもう一度煮てだす。ほかに、干もの屋で乾燥数の子を買ったり、酢だこの足を一本か半分だけ買っておく。
p324 沼地の恵み、浦和のうなぎ
(6)『埼玉ふるさとの味』三浦斗波/著 法規文化出版社 1979年
P3~8 くわい
P5に、「お正月には、必ず芽をつけたまま煮ます。」という浦和の人の話があり、くわいの含め煮の作り方等が載っている。