レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月16日
- 登録日時
- 2011/11/16 19:00
- 更新日時
- 2014/05/08 14:49
- 管理番号
- 2011-0009
- 質問
-
解決
昭和天皇が体調を崩してから、または崩御された際、各メディアで起こった
広告自粛の動きについて分かる資料を探している。
- 回答
-
メディアごと企業ごとの自粛内容をまとめた資料はなかったが、事例として
その一部が掲載された、参考となる資料を下記に確認した。(2014.04月現在)
目次
1.はじめに
2.図書
3.雑誌記事
1.はじめに
昭和天皇の容態が悪化したとされるのは1988(昭和63)年秋から。
昭和天皇崩御のニュースが全国に流れたのは、翌1989(昭和64)年1月7日(土)
7時55分から。
大喪の礼は1989(平成元年)年2月24日(金)で、特別に「休日」となった。
2.図書
●請求記号:108-DEN-0118
『ビジュアル版DENTSU広告景気年表1945-2003』
(電通消費者研究センター 編著、電通 発行、2004)
→p.402「1988年 世相・風俗」の項
「昭和天皇の容態急変で「自粛」ムードが支配」の記載あり。
→p.410「1989年 広告」の項
「昭和天崩御に伴い、民放各局は、2日間にわたるCM抜きの特別番組
編成となる。」の記載あり。
●請求記号:152-VID-30
『視聴率30年』(ビデオ・リサーチ 編著、発行、1993)
→p.107「1988年 CMのなかった日」の項
●請求記号:R343-NIH-下
『20世紀放送史:下』(日本放送協会 編、日本放送出版協会 発行、2001)
→p.313「広がる自粛ムード」の項
病状の深刻化とともに、バラエティ番組やCMの差し替え・中止、
各種イベントの中止の事例掲載あり。
→p.317「「昭和史放送」への反応」の項目
崩御の1月7日と8日の両日は民放からCMが消えた旨の記載あり。
同日はNHK教育と衛星第1を除き、テレビ番組は全て昭和史の特別編成と
なった旨の記載あり。(p.322-323にNHK総合と日本テレビの特別編成時
の番組表とその視聴率あり)
●請求記号:R345-NIH-1989
『日本民間放送年鑑 '89(平成元年版)』
(日本民間放送連盟 編、コーケン出版 発行、1989)
→p.85「「過剰」批判もあった空前の天皇報道」の項
3.雑誌記事
●雑誌『広告批評』(マドラ出版 発行、月刊、当館所蔵:1979.04月号~ )
・1989年2月号
「特集 CMが消えた二日間」
→2日間CM抜きの特別編成番組が放送されたことについて、有識者やメディア関係者に
よるコメントと各新聞に掲載された企業の自粛が数例紹介されている。
●雑誌『CM NOW』(玄光社 発行、隔月刊、当館所蔵:No.1(1982.04月)~ )
・No.24(1989年4月号)
→p.84「CM-NOWのアングル」
史上初“CMのない2日間” そのメカニズムを検証する
●雑誌『新聞広告縮刷版』(世界文庫 発行、 月刊 当館所蔵:1号(1961.01月)~)
・1989年(平成1)2月号「天皇崩御特集号」
・1989年(平成1)3月号「大喪の礼特集号」
→両号とも、新聞各紙に掲載された企業各社連名によるお悔やみ広告がまとまっている。
●雑誌『宣伝会議』(宣伝会議 発行、月刊、当館所蔵:創刊号(1954.04月)~ )
・1989年4月号
「特集 いまこそCMの日常性を考えたい」
→2日間CM抜きの特別編成番組が放送されたことについて、有識者やメディア関係者
によるコメントや広告スポンサーの反応、この事態となった経緯などの記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 広告.宣伝 (674 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 昭和天皇
- CMが消えた日
- お悔やみ広告
- 自粛
- 番組やCMの差し替え・中止
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000096553