レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月11日
- 登録日時
- 2015/12/13 18:51
- 更新日時
- 2015/12/13 18:51
- 管理番号
- tr390
- 質問
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解決
栃木県市貝町の昭和大合併前と明治大合併前の旧市町村役場の場所、人口、区域などが知りたい。
- 回答
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昭和の合併に関する記録は確認できましたが、明治の合併に関する詳細な記録は確認できませんでした。
(1)明治の大合併前
・『明治二十二年町村合併一覧』(栃木県内務部/編、発行 1897)
自館複製資料です。
明治22年の合併で誕生した各自治体の合併前の自治体名が記載されています。
合併前の各町村名は確認できますが、役場の位置や人口といった情報は記載がありません。
p8に小貝村・市羽村の項があります。
・『小貝川ゆくて遙かに 市貝の風土と歴史』(市貝町教育委員会/編 市貝町 1998)
p121「市羽村・小貝村の成立」に明治22年に誕生した市羽村・小貝村について、「新旧行政区分図」および町村制施行前後の村名をまとめた表があります。
市羽村・小貝村については、村長、役場所在地、戸数、人口が掲載されています。
町村施行前の村は、村名と属していた管轄名(茂木連合戸長役場管轄、上根連合戸長役場管轄、続谷連合戸長役場管轄)、「連合戸長役場所在地」のみ確認できます。
(2)昭和の大合併前
昭和29年に、市羽村・小貝村が合併して、市貝村が誕生しました(『栃木県町村合併誌 第2巻』参照)。
なお、「市貝村」が町制を敷いて「市貝町」となるのは、昭和47年です(『市貝町史 第3巻』p134-135参照)。
・『栃木県町村合併誌 第2巻』(栃木県 1955)
p.121-142が市貝村についての記述です。
合併した2村について、それぞれの合併当時の状況、人口、区域等がまとめられています。
区域については、面積・大字・小字が記載されています。
またp.138「新村建設計画」に、「市貝村役場は旧市羽村役場の位置とし、現建物を以て充てる。」「市貝村支所を(略)旧小貝村役場の建物を以つて充て、(略)」とあります。
合併後の役所および小貝支所の所在地はp.136に掲載されています。
・『町村合併計画第一次試案』(栃木県町村合併促進審議会/編、発行 1954)
昭和29年2月時点での、県内町村合併の試案です。
「町村合併計画第一次試案」(p1-19)の表に、合併前の町村別の人口・面積が記載されています。
芳賀郡の中に、「田野村」「益子町」「七井村」「市羽村」を合併予定としてまとめた項があります(p.7)。
また、「小貝村」「祖母井町」「南高根沢村」「水橋村」「清原村」を合併予定としてまとめた項があります(p.8)。
なお、『町村合併計画第一次試案』で合併予定だった地域(現在の市貝町に該当しない地域)については、『栃木県町村合併計画』(栃木県町村合併促進審議会/編、発行 1954)から、昭和29年5月時点の合併情報を知ることができます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地方自治.地方行政 (318)
- 参考資料
- キーワード
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- 市町村合併
- 市貝町
- 栃木県
- 明治
- 昭和
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000185575