レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年03月24日
- 登録日時
- 2010/12/22 12:28
- 更新日時
- 2012/01/26 11:03
- 管理番号
- R00-162
- 質問
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解決
スコアに書かれている楽器「Cor Anglais」はどんな楽器か知りたい。写真も見てみたい。
- 回答
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オーボエ族の楽器。オーボエよりも5度低いヘ調の移調楽器。今日では、管長は約1メートル、ベルは球状である。リードはクルックにとりつけられる。田園的・牧歌的な発想に適している。楽器名の直訳的語義は「イギリスの角笛」であるが、なぜそう呼ばれるか明らかではない。(『音楽大事典』より)
読み方は「コーラングレ」「コール(・)アングレ」(以上フランス語)などで、「イングリッシュ・ホルン」(英語)という呼び方もされる。
下記資料には、写真付きで楽器の説明が載っている。
1.楽器事典
・『図解世界楽器大事典』
巻末に欧文と日本語の索引が付いていて、cor anglaisで探すことができる。
・『世界の楽器百科図鑑 : 楽器の起源と発展』
日本語索引付。見出しは「コール・アングレ」。
・『新しい楽器学体系』第1巻
索引なし。木管楽器・オーボエ族の中で「イングリッシュ・ホルン」の見出しで説明が載っている。
・『カラー図解 楽器の歴史』
索引なし。26頁と87頁に「イングリッシュ・ホルン(コールアングレ)」の見出しで説明が載っている。
2.音楽事典
・『ニューグローヴ世界音楽大事典』第3巻
「イングリッシュ・ホルン」と「オーボエ」の2つの見出し語があるが、説明は「オーボエ」の項目に詳しい。
・『音楽大事典』第1巻
「コーラングレ」と「オーボエ」の2つの見出し語があるが、説明は「オーボエ」の項目に詳しい。
・『音楽(ビジュアル博物館)』
日本語索引付。「振動するリード」の項目に説明あり。見出しは「コーラングレ」。
3.その他
・『木管楽器(新版 吹奏楽講座 第1巻)』
索引なし。第3章「楽器の知識と奏法」の4. OBOEの項目に説明が載っている。見出しは「イングリッシュ・ホルン」。
・『はじめての管楽器メンテナンスブック. 木管楽器編』
索引での見出し語は「コールアングレ」。第2章「オーボエ」の中に「イングリッシュ・ホルン(コールアングレ)」の見出しで説明が載っている。
- 回答プロセス
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1.事典類・参考図書を確認。
2.OPACでキーワードに「管楽器」と入力して検索し、和書で絞り込み。資料を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 楽器.器楽 (763 9版)
- 参考資料
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- 図解世界楽器大事典 / 黒沢隆朝。雄山閣出版、1972年。 (参763||WR02-403)
- 世界の楽器百科図鑑 : 楽器の起源と発展 / マックス・ウェイド=マシューズ。東洋書林、2002年。 (参763||WT00-711)
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新しい楽器学体系. 第1巻。日本吹奏楽学会 (編集兼発行)、1993年。 (参763||WT00-391)
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ニューグローヴ世界音楽大事典. 第3巻。講談社、1994年。 (参MA)
- 音楽大事典. 第1巻。平凡社、1981年。 (参MA)
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はじめての管楽器メンテナンスブック. 木管楽器編 / 山領茂。ヤマハミュージックメディア、 2011年。 (WR05-735)
- 音楽 (ビジュアル博物館) / 二ール・アードレー。同朋舎出版、1991年。 (参763||WR00-417)
- カラー図解 楽器の歴史 / 佐伯茂樹。河出書房新社、2008年。 (参763||WR05-278)
- 木管楽器 (新版 吹奏楽講座 第1巻)。音楽之友社、1983年。 (U03-562)
- キーワード
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- オーボエ
- コーラングレ コールアングレ コール・アングレ イングリッシュ・ホルン
- 楽器
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000075864