レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/05/31
- 登録日時
- 2022/07/13 00:30
- 更新日時
- 2022/07/14 00:30
- 管理番号
- 6001056512
- 質問
-
解決
秋浜悟史が書いた田中禾夫の追悼文「我が師、田中禾夫」(『群像』1996年2月号掲載)の中で出てくる「劇団三十人会」について知りたい。
いつ結成し、誰が所属していたのかわかるか。
- 回答
-
結成年については判明。所属していた人物については一部しか判明しなかった。
1.「三十人会」の結成について
「我が師、田中禾夫」の本文の中に「NHK俳優養成所の教え子たちが作った劇団」とあったため、NHK年鑑を確認。
・『NHK年鑑 1962No.2』(日本放送協会/編 日本放送協会 1962.9)
p.128-130「【作家 出演者】」
「結成」とは書かれていないが、「[昭和]35年度NHK養成所卒業のNHK三十人会」(p.130)とあり。
・『新日本現代演劇史 3 東京五輪篇:1963-1966』(大笹吉雄/著 中央公論新社 2009.10)
p.84-85「劇団三十人会の紹介」
「[昭和]三十五〔一九六〇〕年三月に発足」(p.84)とあり。
2.劇団「三十人会」に所属していた人物について
「三十人会」に所属していた人を一覧できる名簿類は見当たらなかった。
・『新劇ガイド』(テアトロ 1973)※雑誌『テアトロ』5月増刊号第363号
巻頭「新劇俳優ポートレート」
p.142-184「演劇関係団体名録」
巻頭にあるポートレート写真で「三十人会」の役者15名の名前と顔写真が掲載されている。
また、巻末の「演劇関係団体名録」に劇団員数は55名、代表者名に「秋浜悟史」とあり(p.143)。なお、ポートレート写真に秋浜悟史はなかった。
前述の『新劇ガイド』に顔写真がなかった団員については以下の資料に記載があった。
・『日本文学全史 6 現代』(市古貞次/責任編集 三好行雄/編 學燈社 1979)
p.369「NHKの俳優養成所の出身者を母胎に、秋浜悟史(昭和九‐)やふじたあさやらで「三十人会」が活躍した。」
・『新日本現代演劇史 3 東京五輪篇:1963-1966』(大笹吉雄/著 中央公論新社 2009.10)
p.84-85「劇団三十人会の紹介」の中で「会員の一人湯浅実」と紹介されている(p.84)。
[事例作成日:2022年5月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 演劇 (770 10版)
- 参考資料
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- NHK年鑑 1962No.2 日本放送協会∥編 日本放送出版協会 1962.9 (128-130)
- 新日本現代演劇史 3 大笹/吉雄∥著 中央公論新社 2009.10 (84-85)
- 新劇ガイド テアトロ 1973 (巻頭、142-184)
- 日本文学全史 6 市古/貞次∥責任編集 學燈社 1979 (369)
- キーワード
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- 劇団三十人会(ゲキダンサンジュウニンカイ)
- 秋浜悟史(アキハマサトシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000318679