レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/07/07
- 登録日時
- 2004/08/06 02:10
- 更新日時
- 2012/09/07 17:05
- 管理番号
- 相大-H00-032
- 質問
-
解決
「相模」の名の由来について知りたい。
- 回答
-
K1‐29「さがみはらの地名」P6に、『賀茂真淵はもともと「身狭(ムサ)」の国と呼ばれていたものが、「身狭上(ムサガミ)」「身狭下(ムサシモ)」にわかれ、前者が「さがみ」後者が「むさし」になったという説を唱えています。(中略)「相模」の名が最初に文献に登場するのは有名な「古事記」のようです』という記述あり。これが、一般的とおもわれる。→しかし、語源については諸説あり。
①R291「角川日本地名大辞典」(神奈川県)P412
②R813「日本国語大辞典」(キーワード:さがみ)
③R291「地名用語語源辞典」(キワード:さがみ)P244
以上の参考文献を中心に、語源についてあたる。→約7~8説あり。詳細は原本参照。
この他、「語意孝」(賀茂真淵全集19巻、P140/県立あり)・「古事記伝」(本居宣長全集9巻、P329・11巻、P233/県立あり)・「類聚(ルイジュウ)名物孝」(山岡俊明編/県立常置あり)・「日本釈名」(益軒全集 貝原益軒/国会あり)などに記述あり。
→これらは、先にあげた①~③の中に参考文献として記されていたもの。詳細は原本参照。
その他、以下の文献もあり。(大野図あり)
A:R291「古代地名語源辞典」(キーワード:さがむ)P147
B:R291「大日本地名辞書」(キーワード:相模国)
C:R291「神奈川県の地名」→語源についての説明なし。でも、国の成立など史実は詳細。*古事記関係
①R913「古事記事典」P286より「佐賀牟(サガム)」「相武國(サガムノクニ)」に「景行記倭健命東征段(ケイコウキヤマトタケルノミコト)の地名」とあり。
→古事記事典の使い方については、原本参照。
②918「古事記」(日本古典文学全集・小学館)の目次から、「景行記5 倭健命の東国征伐」(中巻・P217)に「相武國」とあり。
→K1-38「神奈川県の史実と伝説」P6~、210.3「古事記への旅」P198~にこの話の概説がある。
*R913「古事記総索引」は、索引篇→本文篇をひいても本文の説明がないため、内容を知ることができない。目印になるような見出しも、上・中・下以外にないので、他の「古事記」からその箇所を見つけるのは困難。あまり使えない。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 相模
- 由来
- ムサガミ
- 身狭上
- ムサシモ
- 身狭下
- 古事記
- 相模原
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000004524