レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/07/11
- 登録日時
- 2005/04/02 02:10
- 更新日時
- 2012/08/18 02:00
- 管理番号
- M04111313543396
- 質問
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手にささるとげのことを地域によって「すいばり」、「そばり」、「ぐい」などとさまざまに表現するが、奈義町周辺ではどのように呼ぶか。 また薔薇のとげと区別して呼ぶか。
- 回答
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奈義町周辺の主な方言を採集した『那岐山麓地方方言集』第一輯をあたったところ、薔薇に限定されないがp15に植物の棘を表す「ぐい」という言葉が載っており、竹や、木の削がれた端、又はその端が皮膚に突きたったもの、とげの意で「そげ」という言葉が載ってた。 また『日本方言大辞典』上巻p158~159に“とげ”に関する方言の分布図があり、奈義町あたりでは、いばら・さんしょうなどのとげ(刺)を表す言葉として「グイ」、指に刺さる木や竹の細片(裂片)を表す言葉として「ソゲ」を使う地域になっており、先の記述と一致する。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 方言.訛語 (818 9版)
- 参考資料
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- 冬扇会『那岐山麓地方方言集』第一輯 奈義町 芦田資夫,1950,84p 尚学図書『日本方言大辞典』上巻 東京 小学館 1989,1346p
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2004111313521743396
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000021302