レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月17日
- 登録日時
- 2012/02/17 18:11
- 更新日時
- 2012/02/21 11:43
- 管理番号
- 20120217-22
- 質問
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解決
三種の神器について知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』に次の情報があった。
さんしゅのじんぎ【三種神器】
「皇位のしるしである八咫鏡・草薙剣(天叢雲剣)・八坂瓊曲玉の三種宝物の総称。弥生時代の墳墓や古墳の副葬品に鏡・剣・玉の組合せは広汎に見られ、
古典の記述と併せて、これが古代王権のシンボルとして一般的であったことを知る。(以下略)」
関連項目:
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
神璽(しんじ)
八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)
八咫鏡(やたのかがみ)
参考文献:
帝国学士院編『帝室制度史』五
津田左右吉『日本古典の研究』(『津田左右吉全集』一・二)
直木孝次郎『神話と歴史』
水野祐『日本国家の成立』(『講談社現代新書』一六七)
村上重良『天皇の祭祀』(『岩波新書』青九九三)
黛弘道「三種の神器について」(『律令国家成立史の研究』所収)
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
三種の神器(さんしゅのじんぎ)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E4%B8%89%E7%A8%AE%E3%81%AE%E7%A5%9E%E5%99%A8%EF%BC%88%E5%AE%9D%E7%89%A9%EF%BC%89/ (2012/02/17確認)
「天皇の地位の標識として、歴代の天皇の受け継いだ三つの宝物。八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)をいう。
『日本書紀』(720成立)ではこれらを「三種宝物」、『古語拾遺(しゅうい)』(807成立)はこのうちの鏡と剣を「二種神宝」とよぶ。神器の語が一般化するのは南北朝以降である。(以下略)」
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407 p.438
- 三種の神器 : 謎めく天皇家の秘宝 稲田智宏著, 学習研究社, 2007 ISBN:4054034691
- 奪われた「三種の神器」 : 皇位継承の中世史 / 渡邊大門著 講談社 , 2009 (講談社現代新書 ; 2022) ISBN:9784062880220
- 日本神話120の謎 : 三種の神器が語る古代世界 安本美典著, 勉誠出版, 2006 ISBN:4585051562
- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.159
- キーワード
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- 三種神器
- 三種の神器
- レガリア
- regalia
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101901