レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月15日
- 登録日時
- 2012/02/15 20:44
- 更新日時
- 2012/02/21 13:32
- 管理番号
- 20120215-19
- 質問
-
解決
国譲り神話について知りたい。
- 回答
-
『国史大辞典』に次の情報があった。
くにゆずりしんわ【国譲り神話】
「『古事記』『日本書紀』の伝えるところでは、天照大神の弟素戔嗚尊が出雲に天降り奇稲田姫と結婚して大国主神を生んだ。この神は大八洲をことむけやわしたが、天照大神は、この国はわが子の知らす国だとして、大国主神のもとに幾度か使を遣わして国譲りを求めた。しかしなかなか結着しないので、建御雷神・経津主神という二武神を遣わして強硬に国譲りをせまった。大国主の子事代主はそれに同意したが建御名方は反対したので、建御雷がそれをこらしめ降伏させ、ここに国譲りのことが決まり大国主神は永く大社に祀られて幽界をつかさどることになり、やがて天孫降臨になったとする神話である。(以下略)」
参考文献:
肥後和男『古代伝承研究』
- 回答プロセス
-
Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
国譲り神話(くにゆずりしんわ)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%9B%BD%E8%AD%B2%E3%82%8A%E7%A5%9E%E8%A9%B1/ (2012/02/15確認)
「天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に先だち、高天原(たかまがはら)から国土の支配権委譲を求める使者が派遣され、大国主命(おおくにぬしのみこと)がこれを承認し、出雲(いずも)の多芸志(たぎし)の小浜に祀(まつ)られる(出雲大社)話である。『古事記』によれば、第一の使者、天穂日神(あめのほひのかみ)は大国主命に媚(こ)びて命(めい)を伝えず、第二の使者、天若日子(あめのわかひこ)も命を伝えず、問責使(もんせきし)の雉(きじ)を射たために神意によって矢に当たって死ぬ。最後の使者、建御雷神(たけみかづちのかみ)に対し、大国主命の子、事代主神(ことしろぬしのかみ)は委譲すべきと答え、建御名方神(たけみなかたのかみ)は力くらべを挑むが敗れて諏訪(すわ)湖に逃げ降伏し、かくして国譲りが決定する。(以下略)」
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
-
- 神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407 p.310
- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.139
- キーワード
-
- 国譲り神話
- 日本神話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101658